専門研修情報

小児科専門医|子どもの成長に寄り添う医療サポートを提供

小児科専門医は、新生児から思春期までの子どもを対象に、成長や発達の管理、病気の診断・治療、予防接種を専門的に行う医師です。感染症やアレルギー、発達障害など幅広い疾患に対応し、家族と連携して子どもの健やかな成長をサポートします。また、予防医療や健康教育にも積極的に取り組みます。

日本小児科学会と小児科専門医

日本小児科学会の会員数は約2.3万人に上り、国内の小児医療を支える中核的な学会です。小児科専門医は、新生児から思春期までの成長や発達を見守り、病気の診断・治療、予防接種を含む幅広い医療を提供している医師になります。
専攻医として、最低3年(医療機関によって異なるが一般的に3~5年程度)の専門医研修を受け、日本小児科学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

小児科専攻医プログラム

小児科専攻医プログラムには、毎年おおむね520人〜540人前後の医師が採用されています。全身を包括的に診る「成育医療」の核となる基本領域であり、全国の基幹病院や大学病院において将来の専門医を育成する安定した採用枠が確保されています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:189施設

シーリングについて

医師の地域偏在を是正するため、シーリング制度が設けられています。2027年度の小児科専攻医プログラムは全6都道府県が対象となっています。

シーリング対象
  • 東京都
  • 長野県
  • 京都府
  • 兵庫県
  • 奈良県
  • 岡山県

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道17
青森県4
岩手県4
宮城県11
秋田県1
山形県1
福島県5
茨城県8
地域採用数
栃木県7
群馬県8
埼玉県37
千葉県28
東京都122
神奈川県33
新潟県6
富山県1
地域採用数
石川県5
福井県0
山梨県6
長野県6
岐阜県6
静岡県13
愛知県28
三重県5
地域採用数
滋賀県5
京都府11
大阪府51
兵庫県29
奈良県5
和歌山県1
鳥取県3
島根県2
地域採用数
岡山県5
広島県8
山口県4
徳島県1
香川県3
愛媛県4
高知県0
福岡県29
地域採用数
佐賀県1
長崎県2
熊本県3
大分県1
宮崎県2
鹿児島県4
沖縄県7
合計543

小児科専門医|試験情報

小児科専門医 小児科専門医は、新生児から思春期までの子どもの成長・発達や病気の診断・治療、予防接種などを専門的に行う医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
試験日程:筆記試験 2026年9月5日(土)、面接試問 2026年9月6日(日)
試験会場:国立京都国際会館
出願期間:2026年5月1日から2026年5月31日(当日消印有効)
受験料 30,000円(税込)
合否発表 学会ホームページをご確認ください。
合格率 79.2%
直近の合格率 2024年:79.4%
2023年:80.0%
2022年:78.1%
受験者数 2024年:651人
2023年:704人
2022年:799人
合格者数 2024年:517人
2023年:563人
2022年:624人
学会名 日本小児科学会
学会URL https://www.jpeds.or.jp/
学会員数 23,415人
学会認定専門医数 595人
機構認定専門医数 16,711人
更新制度 ※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト

専門研修FAQ|小児科専門医に聞きました

2023年度小児科専門医取得  女性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

「小児科」に興味があれば十分ですが、患者さんや保護者との関係性を考慮できる人は特に向いていると思います。新生児から中学生までの患者さんがおり、年齢や個々人によって成長発達段階が異なるため、問診や診察、説明方法など様々な点が異なります。また未成年を対象とするため保護者の方との連携も不可欠です。関係性をつくれると、適切な診断にも、適切な治療にも繋がります。

診療科の働きやすさについて

成人内科と比べると定期外来患者数は少なく、外科のように手術時間で拘束されることはないです。あとは患者さんから癒やされることも多いのが何よりの特権です。 ただどの科でもそうであるように、働きやすさに直結する「救急外来の忙しさ」「雑用、時間外業務や当直の多さ」「人間関係」などは施設によって異なるので一概には言えないと思います。

重要視される知識やスキルを教えてください

小児科は新生児期から青年期までの疾患すべてを診るため、年齢ごとの疾患や成長発達、正常検査所見に関して幅広い知識が必要です。また十分に会話できない小さいお子さんを相手にすることも多いので、その中で情報や所見を引き出す能力が重要ですし、保護者の方との連携が不可欠ですので説明能力や信頼関係の構築が重要です。あとはアニメ・漫画・ゲーム・キャラクター・アイドルなど、他の科ではおそらく不要であろう自分の趣味がお子さんとの関係構築の強みになることも多いです。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「小児科専門医受験のための最速トレーニング144問」「病気が見える 小児科」「レビューブック 小児科」。
小児科専門医試験に有用なテキストはほとんど出回っておらず、受験年度に新しく出版された「小児科専門医受験のための最速トレーニング144問」を覚悟を決めて繰り返し演習しました。あとは小児科学会で公開している古い過去問を演習しました。「小児科専門医受験のための最速トレーニング144問」が出る以前はかなり古い問題集しか存在せず、現代医療との乖離がありましたが、「小児科専門医受験のための最速トレーニング144問」は新しいため比較的使いやすかったと思います。「病気が見える 小児科」「レビューブック 小児科」は復習や最近のトピックを拾うために使用しました。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

症例レポートの内容に基づいて当日の試験でも試問されるため、とにかくつっこみどころのない、過不足のないレポートに仕上げました。複数の指導医から内容についてコメントをいただき、先輩方の過去レポートも参考にして最適なレポートに仕上げました。また書類のミスや不足が落とし穴になるので、同期と集まって書類不備のチェックをしました。私は大学院試験と重なり筆記の準備期間がかなり短くなってしまったので、余裕を持った準備をおすすめします。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

試験を受けるまでの準備が大切です。論文作成と、専門医レポートなどの書類作成、上級医のサインなどが時間がかかるポイントなので、計画的に進めておくのがいいと思います。筆記試験は難しく感じますが、筆記試験で落とされることは少ないと言われており、問題集や公表されている過去問などをやっておけば安心です。


医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
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