専門研修情報

耳鼻咽喉科専門医|耳・鼻・喉の不調を改善し、快適な生活を支援

耳鼻咽喉科専門医は、耳、鼻、喉に関する疾患や障害の診断・治療を専門とする医師で、聴覚や嗅覚、飲み込みなどの機能を支援します。具体的には、耳鳴りや難聴、副鼻腔炎、扁桃炎、咽頭炎など幅広い疾患に対応し、手術や薬物療法、リハビリテーションを通じて患者の生活の質を向上させることに努めています。また、アレルギー性鼻炎や睡眠時無呼吸症候群などの慢性疾患にも関与し、総合的な耳鼻咽喉科医療を提供します。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会と耳鼻咽喉科専門医

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の会員数は約1.1万人に上り、耳鼻咽喉科領域における診療の質向上と研究の発展に重要な役割を果たしています。耳鼻咽喉科専門医は、耳、鼻、喉に関する疾患や障害の診断・治療を専門的に行っている医師になります。
専攻医として、4年の専門医研修を受け、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

耳鼻咽喉科専攻医プログラム

耳鼻咽喉科専攻医プログラムには、毎年おおむね200人〜215人前後の医師が採用されています。聴覚・嗅覚などの感覚器から頭頸部外科までを専門的に担う基本領域であり、全国の大学病院や基幹病院において地域医療を支える安定した採用枠が確保されています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:102施設
  • 連携施設数:1,453施設(連携・関連施設合計)

シーリングについて

医師の地域偏在を是正するため、シーリング制度が設けられています。2027年度の耳鼻咽喉科専攻医プログラムは全5都道府県が対象となっています。

シーリング対象
  • 東京都
  • 京都府
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 岡山県

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道9
青森県4
岩手県1
宮城県4
秋田県3
山形県3
福島県2
茨城県4
地域採用数
栃木県3
群馬県2
埼玉県10
千葉県19
東京都55
神奈川県18
新潟県5
富山県0
地域採用数
石川県3
福井県1
山梨県1
長野県2
岐阜県2
静岡県8
愛知県18
三重県1
地域採用数
滋賀県2
京都府8
大阪府16
兵庫県7
奈良県5
和歌山県3
鳥取県5
島根県2
地域採用数
岡山県7
広島県5
山口県1
徳島県0
香川県3
愛媛県2
高知県1
福岡県6
地域採用数
佐賀県1
長崎県2
熊本県4
大分県1
宮崎県1
鹿児島県0
沖縄県2
合計262

耳鼻咽喉科専門医|試験情報

耳鼻咽喉科専門医 耳鼻咽喉科専門医は、耳、鼻、喉の疾患や障害の診断・治療を専門とし、聴覚や嗅覚、飲み込みなどの機能を支援する医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
試験日程:2026年8月1日(土)
9時30分~11時30分 筆記試験(多肢選択単問)
12時45分~13時45分 筆記試験(多肢選択連問)
14時15分~15時00分 小論文
※試験時間は変更になる場合があります。
試験会場:AP浜松町
出願期間:2026年4月1日より同年4月30日まで(期日厳守)
受験料 30,000円(資格審査料10,000円、受験料20,000円)
合否発表 学会ホームページをご確認ください。
合格率 87.9%
直近の合格率 2024年:86.9%
2023年:88.4%
2022年:88.5%
受験者数 2024年:289人
2023年:293人
2022年:260人
合格者数 2024年:251人
2023年:259人
2022年:230人
学会名 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
学会URL https://www.jibika.or.jp/
学会員数 11,413人
学会認定専門医数 610人
機構認定専門医数 8,040人
更新制度 ※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト

専門研修FAQ|耳鼻咽喉科専門医に聞きました

2024年度耳鼻咽喉科専門医取得  男性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

耳鼻科は老若男女問わず診療をする科目です。鼻、耳、頭頸部と大まかに分かれていますが鼻だけでも嗅覚、副鼻腔炎、腫瘍…など多岐にわたります。マイナー科でありながらさまざまな疾患を相手にするため体力、応用力がある方が好まれます。

診療科の働きやすさについて

医局によると思いますが、耳鼻科は患者数がおおくなることもあります。特に頭頸部腫瘍の入院、手術に関してはハードな症例もあり、手術時間も10時間を超えることがザラにあります。 外来数もかなりありますので体力が必要になります。ただ、病院によっては働き方を考慮してもらえることが多いのも耳鼻科の特徴だと思います。

重要視される知識やスキルを教えてください

意外とオペが多いため手先の器用さが必要になります。また外来数が多いため、外来を早く丁寧に捌く力は必須になります。その辺りが将来開業を視野に入れることができる大きな特権なのかもしれません。どの科もそうだと思いますがやはり体力は必要です。他には鼻出血などで大量出血を頻回に相手にすることもあるので血が苦手ではないことも必要かもしれませんね。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「耳鼻咽喉頭頸部外科専門医過去問」のみ。
耳鼻科は公式の教材もなにもありません。過去問の問題内容と解答しか発表されません。解説はないため自分で調べる必要があります。医局によっては解きあって解答を作っているところもあります。
とにかく勉強しづらいです。教材がないので。早めから準備するに限ります。ただ、普段から臨床をしっかりやる、疑問に思ったことは調べる、プライドを捨てて上司にわからないことを聞くのは大切だと思います。チリも積もればです。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

医局によっては極端に不足する症例もあるため計画的に若手からアンテナを張っておいた方がいいと思います。あとで経験症例が足らずに他の病院にわざわざ見学に行っている人もいました。また、論文作成が一つ必須なため、これは急いだ方がいいです。直前でアクセプトされずに受けられない人を何人も見ました。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

合格率は低くないですが、普通に難しいです。なめてかかってる人もいますがちゃんと勉強しましょう。ここ最近方式も変わり、難化する可能性もあります。早めからやりましょう。先輩の言ってる余裕は基本的に嘘です。裏でしっかりやっています。


医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

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