専門研修情報

産婦人科専門医|妊娠・出産から更年期まで、女性の安心をサポート

産婦人科専門医は、妊娠・出産に関わる診断やサポート、婦人科疾患の治療を専門とする医師で、女性の健康管理を総合的に行います。不妊治療やホルモン治療、子宮や卵巣の病気、思春期や更年期の健康相談など幅広いニーズに対応し、女性のライフステージに応じた医療を提供します。また、妊娠の経過管理や分娩の対応に加え、予防医療や健康教育も積極的に行い、女性が安心して生活できるよう支援します。

日本産科婦人科学会と産婦人科専門医

日本産科婦人科学会の会員数は約1.8万人に上り、女性の健康支援と産婦人科医療の発展に重要な役割を果たしています。産婦人科専門医は、妊娠・出産や婦人科疾患に対応し、女性の健康管理を総合的に行う医師になります。
専攻医として、3年の専門医研修を受け、日本産科婦人科学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

産婦人科専攻医プログラム

産婦人科専攻医プログラムには、毎年おおむね470人〜490人前後の医師が採用されています。周産期から婦人科腫瘍、生殖医療までを包括的に担う基本領域であり、全国各地の基幹病院において母子保健と女性医療の中核を支える採用枠が確保されています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:161施設
  • 連携施設数:849施設

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道9
青森県2
岩手県0
宮城県10
秋田県1
山形県4
福島県3
茨城県5
地域採用数
栃木県1
群馬県1
埼玉県21
千葉県16
東京都140
神奈川県25
新潟県4
富山県4
地域採用数
石川県6
福井県1
山梨県4
長野県4
岐阜県6
静岡県11
愛知県30
三重県4
地域採用数
滋賀県5
京都府10
大阪府45
兵庫県21
奈良県6
和歌山県4
鳥取県4
島根県2
地域採用数
岡山県5
広島県9
山口県3
徳島県2
香川県2
愛媛県4
高知県2
福岡県22
地域採用数
佐賀県2
長崎県5
熊本県3
大分県1
宮崎県2
鹿児島県1
沖縄県6
合計478

産婦人科専門医|試験情報

産婦人科専門医 産婦人科専門医は、妊娠、出産、婦人科疾患に関する診断・治療を専門とし、女性の健康管理を総合的に行う医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
一次審査(書類審査)受付期間:2026年4月16日~5月15日
一次審査結果通知 2026年6月末頃
二次審査(試験)
試験日程:
2026年7月25日(土)午後 CBT試験
2026年7月26日(日)全日 面接試験
受験料 学会ホームページをご確認ください。
合否発表 9月末
合格率 86.9%
直近の合格率 2024年:87.1%
2023年:86.6%
2022年:87.0%
受験者数 2024年:514人
2023年:516人
2022年:476人
合格者数 2024年:448人
2023年:447人
2022年:410人
学会名 日本産科婦人科学会
学会URL https://www.jsog.or.jp/
学会員数 18,070人
学会認定専門医数 2,192人
機構認定専門医数 12,620人
更新制度 ※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト


専門研修FAQ|産婦人科専門医に聞きました

2023年度産婦人科専門医取得  女性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

産婦人科は、他科と比較し緊急疾患が多いです。特に周産期診療は一秒単位で急ぐこともあるので、決断力や瞬発力が求められます。また、分娩や緊急手術は昼夜を問わず発生しますし、悪性腫瘍の手術は長時間にわたるので、体力もとても大事です。分娩や手術の手技の向上のため、日々勉強やドライボックスでの練習ができる方も向いています。 ただし、上記の全てを満たすのはとても大変です。患者さんのために自分の全てを尽くして頑張りたい、という信念があることがいちばん大事だと思います。

診療科の働きやすさについて

産婦人科は当直が多く、当直中も忙しいです。ただし医師の人数が多かったり、チーム制が採用されていれば休日はゆっくり休めるので働きやすいと思います。 また、産婦人科は患者さんが女性のみという特殊な科です。そのため、入院患者さんは産科病棟や女性専門病棟といった決まった病棟に入ることが多く、産婦人科に慣れ親しんだスタッフが対応してくれるので診療がスムーズに進みます。特に助産師は産科診療のスペシャリストなので、互いに意見を言い合って高め合える他職種がいるという点が他科にはない特長だと思います。

重要視される知識やスキルを教えてください

患者さんとの信頼関係を築くため、コミュニケーション能力は必須です。小児科や麻酔科、外科や泌尿器科など他科と関わることも多く、円滑な連携が求められます。 周産期診療はひとつひとつの手技や決断が母体や胎児の命に密接に関わるため、幅広い知識や十分な技術が求められます。状況を把握し正しい決断を瞬時に下すために豊富な経験も必要です。手術では術式の理解や手技の習得はもちろんですが、不測の事態に備えて十分に手術動画を繰り返し見たりして予習をしたり、たくさんの手術に入って経験を積むことが必要です。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「産婦人科専門医のための必修知識(冊子+kalib)」「産婦人科ガイドライン(冊子+kalib)」「産婦人科専門医試験 過去問題集(冊子)」。
産婦人科は産婦人科学会が、専門医試験向けの対策本と各年度の過去問題集を販売してくれています。過去問題集を数年分数回(私は過去5年分を3周しました)解いて、対策本の該当箇所を読み込むのがいちばん効率がよいと思います。過去問題集は先輩方から代々引き継いだものがあったので、自分で購入したのは直近の1年分のみでした。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

後期研修の最後の1年間で外病院へ行くことが決まっていたため、2年目までにほぼ全ての症例登録やレポートを仕上げました。病院が代わると自動的に指導医も代わりシステムが複雑になるので、長くいられる病院で登録しておくのがよいと思います。研修終了間際に書いた論文がアクセプトされず専門医試験の受験資格が得られなかった先輩がいたのを教訓とし、余裕をかなり持って論文を投稿しました。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

一見日常の診療では知らなくてもいいような疾患や生理学の知識が出題されます。しかし、一通り勉強してみると、案外のちの診療でその知識が生きてくることがあります。何より、産婦人科専門医と名乗る全ての人が同じレベルの勉強をしているので、そこで勉強したことが”産婦人科医としての常識”のように語られるのもおもしろいです。 産婦人科専門医を持っていると、バイトの選択肢も広がりますし、お給料もあがりますので、取っておいて損はないと思います。ぜひ頑張ってください。

医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
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