専門研修情報

泌尿器科専門医|デリケートな健康問題に安心の医療を提供

泌尿器科専門医は、泌尿器系(腎臓、膀胱、前立腺など)の疾患や障害の診断・治療を専門とし、患者の健康を支える医師です。具体的には、尿路感染症、腎結石、前立腺肥大、膀胱癌などの多様な病気に対応します。手術や薬物療法を駆使して、症状の緩和や病気の治療に努め、患者に対して最適な治療を提供します。また、腎臓の機能評価や排尿障害の管理など、泌尿器系全般にわたる専門的な知識と技術を活かして、生活の質の向上を目指しています。

日本泌尿器科学会と泌尿器科専門医

日本泌尿器科学会の会員数は約1万人に上り、泌尿器科領域における医療の質向上と研究の発展に重要な役割を果たしています。泌尿器科専門医は、泌尿器系の疾患や障害の診断・治療を専門的に行っている医師になります。
専攻医として、4年の専門医研修を受け、日本泌尿器科学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

泌尿器科専攻医プログラム

泌尿器科専攻医プログラムには、毎年おおむね330人〜350人前後の医師が採用されています。腎・尿路系疾患から前立腺や男性特有の疾患までを包括的に担う外科系基本領域であり、ロボット手術の普及を背景に全国の基幹病院で安定した採用枠が確保されています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:112施設
  • 連携施設数:1,833施設

シーリングについて

医師の地域偏在を是正するため、シーリング制度が設けられています。2027年度の泌尿器科専攻医プログラムは全4都道府県が対象となっています。

シーリング対象
  • 東京都
  • 京都府
  • 大阪府
  • 福岡県

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道11
青森県4
岩手県6
宮城県2
秋田県2
山形県0
福島県4
茨城県3
地域採用数
栃木県10
群馬県7
埼玉県14
千葉県14
東京都73
神奈川県24
新潟県5
富山県1
地域採用数
石川県2
福井県1
山梨県3
長野県4
岐阜県4
静岡県10
愛知県20
三重県5
地域採用数
滋賀県0
京都府9
大阪府24
兵庫県17
奈良県4
和歌山県4
鳥取県2
島根県1
地域採用数
岡山県7
広島県4
山口県2
徳島県7
香川県4
愛媛県1
高知県5
福岡県16
地域採用数
佐賀県2
長崎県1
熊本県3
大分県1
宮崎県1
鹿児島県3
沖縄県5
合計352

泌尿器科専門医|試験情報

泌尿器科専門医 泌尿器科専門医は、知覚尿器系(腎臓、膀胱、前立腺など)の疾患や障害の診断・治療を専門とし、手術や薬物療法など患者の健康を支える医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
試験日程:2026年9月12日(土)
試験会場:東京国際フォーラム
出願期間:2026年4月1日(水)~5月11日(月)午後5時必着締切
受験料 55,000円(税込)
合否発表 学会ホームページをご確認ください。
合格率 91.5%
直近の合格率 2024年:97.7%
2023年:84.0%
2022年:92.8%
受験者数 2024年:341人
2023年:257人
2022年:264人
合格者数 2024年:333人
2023年:216人
2022年:245人
学会名 日本泌尿器科学会
学会URL https://www.urol.or.jp/
学会員数 10,070人
学会認定専門医数 1,718人
機構認定専門医数 5,424人
更新制度 専門医認定更新には、日本泌尿器科学会総会または各種総会への参加を含め、必要な単位の取得が求められます。
2026年度から、専門医更新テストへの合格が追加で求められるようになります。
2027年度以降は、専門医初回認定された時期によって必要な単位なども変わります。
※必ず学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト

専門研修FAQ|泌尿器科専門医に聞きました

2025年度泌尿器科専門医取得  男性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

泌尿器科は小手術から開腹手術まで多岐に渡る外科手術と、感染症治療や抗がん剤治療など内科的加療も行います。私は外科的手術を行える診療科の中で、がん治療をやり、尿路結石や頻尿症や良性疾患などいろんな疾患に携えるなと感じ泌尿器科を選択しました。 消化器外科の方々と比べると確かに呼び出しや緊急手術の頻度は少ないかもしれませんが、若い間は外科手術とは切っても切り離せない診療科ですのである程度の体力は必要かもしれません。また、最近は女性の患者様も多いですので、女医さんの泌尿器科医は希少で喜ばれると思います。

診療科の働きやすさについて

よく泌尿器科の先生は温和の先生が多いと聞いたことがあります。病院によって多少差異はあると思いますが確かに私もそう思います。また若い間からできる手術が多くあるので、自分が手術をして実際に治った患者様を診て、この仕事をしていてよかったなと思いやすいかもしれません。

重要視される知識やスキルを教えてください

泌尿器科は外科的手術も内科的加療も行うので、特に骨盤周囲の解剖や感染症治療、抗がん剤治療など広い範囲で知識が要求されるかもしれません。また、頻尿症などでお悩みの高齢者は多く外来患者様も多いので早い段階で外来診察を行うスキルが求められます。一般的なコミュニケーション能力は必要だと思います。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「日本泌尿器学 セルフアセスメント問題集」「泌尿器科グリーンノート 中外医学者」「泌尿器領域 画像診断の勘どころ」。
セルフアセスメント問題集は病院内で印刷して紙媒体で解いたり必要な解説事項を書き写したりしていました。また通勤中などスマホがいじれる場面ではWebで同問題集を解き解答を頭に叩き込んでいました。触れたことがなかった不妊や小児疾患などはグリーンノートを中心に重要事項を叩き込むところから始めました。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

泌尿器科専門医に関してレポートやサマリは不要です。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

泌尿器科専門医はそこまで合格率は悪くありませんが、過去問をいざ解いてみるとびっくりする問題やみたことない領域もたくさんあると思います。直前にそういう思いをすると大変なので、早めに過去問を見ておいてこういった分野があるんだな~くらいは思っていたほうが良いですし、全く触れてない分野については問題集をいきなり解いても問題の意味すらあやふやなので基礎的事項から向き合う必要がありそうです。 ただ、よくわからずなんとなく過去問の答えだけ覚えても数年分覚えれば問題は解けるようになってくるので時間がなければそういった対応でよいと思います。


医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
お気軽にご相談ください

キャリア無料相談 へ

専門医取得サポート教材

動画学習サイト「ドクターズスタディ(ドクスタ)」では、専門医取得を目指す医師に最適なコンテンツを取り揃えています。効果的な教材で知識を深め、専門医試験合格を目指しましょう。あなたの学習をサポートするために、ぜひご利用ください。

専門医試験対策ならドクスタ

ドクターズスタディ へ