専門研修情報

臨床検査専門医|検査データをもとにした信頼の医療サポート

臨床検査専門医は、血液や尿、組織などの検査結果を分析し、病気の診断や治療に必要な情報を提供する医師です。彼らは検査データを解釈し、疾患の種類や重症度を明らかにし、他の医療従事者と連携して最適な治療法を提案します。臨床検査専門医の役割は、正確な診断を支える重要なものであり、患者の健康管理において欠かせません。

日本臨床検査医学会と臨床検査専門医

日本臨床検査医学会の会員数は約3千人、臨床検査の発展と品質向上に寄与する重要な役割を果たしています。臨床検査専門医は、病気の診断や治療に必要な情報を提供している医師になります。
専攻医として、最低3年(医療機関によって異なるが一般的に3~5年程度)の専門医研修を受け日本臨床検査医学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

臨床検査専攻医プログラム

臨床検査専攻医プログラムには、毎年おおむね15人〜25人前後の医師が採用されています。検体検査の精度管理や生理機能検査、感染制御などの専門的知見から適切な診断と加療を支援する基本領域であり、チーム医療の深化に合わせ、専門医育成が行われています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:81施設
  • 連携施設数:111施設

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県1
山形県
福島県0
茨城県1
地域採用数
栃木県3
群馬県0
埼玉県1
千葉県0
東京都5
神奈川県0
新潟県
富山県1
地域採用数
石川県0
福井県1
山梨県1
長野県1
岐阜県0
静岡県0
愛知県1
三重県2
地域採用数
滋賀県0
京都府0
大阪府1
兵庫県0
奈良県0
和歌山県1
鳥取県
島根県2
地域採用数
岡山県0
広島県1
山口県0
徳島県
香川県
愛媛県0
高知県
福岡県1
地域採用数
佐賀県0
長崎県0
熊本県1
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計25

※「-」は、都道府県に該当領域の研修プログラムが存在いたしません。

臨床検査専門医|試験情報

臨床検査専門医 臨床検査専門医は、血液や尿、組織などの検査結果を分析し、病気の診断や治療に必要な情報を提供する医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
試験日程:2026年8月9日(日)8:30-17:00(予定)
試験会場:東京慈恵会医科大学西新橋キャンパス
出願期間:2026年4月15日(水)~5月15日(金)
受験料 55,000円(10%対象・消費税5,000円)
合否発表 個別に合否結果を送付します。学会ホームページにも掲載します。
合格率 90.3%
直近の合格率 2024年:100%
2023年:87.5%
2022年:83.3%
受験者数 2024年:14人
2023年:16人
2022年:18人
合格者数 2024年:14人
2023年:14人
2022年:15人
学会名 日本臨床検査医学会
学会URL https://www.jslm.org/
学会員数 3,145人
学会認定専門医数 135人
機構認定専門医数 489人
更新制度 ※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト

専門研修FAQ|臨床検査科専門医に聞きました

2022年度臨床検査科専門医取得  男性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

個々の症例に対する学問的追求を時間をかけて行いたい人に向いています。また、精度管理における数学的な知識や、血液検査・一般検査などの形態学的なセンスなど求められる適正が多岐に亘りますので、自身の適正を活かせる領域に特化することも可能です。

診療科の働きやすさについて

他科と比較して時間的に急かされることが少ないため、勤務時間管理の観点での働きやすさは良好です。ただし、病院ごとに臨床検査専門医に対するニーズは異なるため施設横断的な一般論としての評価は困難であり、同診療科内の施設間差が比較的大きい領域かもしれません。

重要視される知識やスキルを教えてください

誤った検査データは診断や治療のミスに直結しますので、定型作業をミスなく繰り返す適性が必要です。検査の誤りは一見するだけではわからないことも多くありますので、個々の検査データに対してこだわりをもって深く探求する姿勢が重要と思います。また、臨床検査技師や他診療科医師、病棟および外来看護師など他部署との連携が必要な領域ですので、調整役としてのスキルも必要されます。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「異常値の出るメカニズム」「検査値を読むトレーニング」「スタンダード検査血液学」「臨床検査技師国家試験過去問」。
基本的にテキストや教材は電子媒体のものを購入し、隙間時間に勉強したため従来の週間スケジュールに大幅な変更を加えずに専門医試験をクリアすることができた。教材以上に、実際の検査室における業務を理解することの方が重要であると思う。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

非常に多くの症例レポートが必要となるため、研修期間の前半から計画的に書き進めていった。各専門研修施設によって研修体制が大幅に異なり、専門医試験までの道程に轍が無い環境であったため、実際の試験内容よりも制度変更やレポートその他様式の記載に時間をとられた。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

市販の教材が存在せず、周囲に新専門医制度移行後の専門医試験合格者が居ないケースも多いかと思いますが、受験者の多くは同じような環境と思います。日々の検査室での学びを大事にして臨床検査領域の発展に向けて頑張りましょう!


医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
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