専門研修情報

放射線科専門医|正確な画像診断で病気の早期発見をサポート

放射線科専門医は、X線、CT、MRIなどの画像診断技術を用いて病気や怪我の診断を行い、放射線治療にも貢献する医師です。がんの早期発見や心血管疾患の評価など、さまざまな領域で活躍し、正確な診断情報を提供します。治療計画では腫瘍への放射線量を決定し、副作用を抑えながら患者の健康を守る役割を担っています。

日本医学放射線学会と放射線科専門医

日本医学放射線学会の会員数は約1万人に上り、放射線医学の進歩と医療現場での質の向上に重要な役割を果たしています。放射線科専門医は、画像診断技術を駆使して病気や怪我の診断を専門に行っている医師になります。
専攻医として、最低3年の専門医研修を受け、日本医学放射線学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

放射線科専攻医プログラム

放射線科専攻医プログラムには、毎年おおむね330人〜350人前後の医師が採用されています。画像診断と放射線治療を専門とする現代医療の意思決定に不可欠な基本領域であり、AIや低侵襲治療(IVR)の進展に合わせ、専門医育成が行われています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:123施設
  • 連携施設数:821施設
  • 関連施設:50施設

シーリングについて

医師の地域偏在を是正するため、シーリング制度が設けられています。2027年度の放射線科専攻医プログラムは全7都道府県が対象となっています。

シーリング対象
  • 東京都
  • 京都府
  • 大阪府
  • 奈良県
  • 岡山県
  • 愛媛県
  • 福岡県

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道12
青森県4
岩手県0
宮城県7
秋田県0
山形県2
福島県1
茨城県6
地域採用数
栃木県3
群馬県9
埼玉県11
千葉県8
東京都57
神奈川県20
新潟県3
富山県0
地域採用数
石川県5
福井県4
山梨県3
長野県3
岐阜県1
静岡県3
愛知県16
三重県2
地域採用数
滋賀県1
京都府10
大阪府14
兵庫県17
奈良県2
和歌山県3
鳥取県4
島根県0
地域採用数
岡山県7
広島県5
山口県4
徳島県2
香川県3
愛媛県7
高知県2
福岡県13
地域採用数
佐賀県1
長崎県3
熊本県3
大分県1
宮崎県2
鹿児島県4
沖縄県2
合計290

放射線科専門医|試験情報

放射線科専門医 放射線科専門医は、X線、CT、MRIなどの画像診断技術を用いて、病気や怪我の診断を行い、放射線治療患者の治療に貢献する医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2025年試験情報】
試験日程:筆記試験 2025年8月22日(金)
試験会場:ホテルニューオータニ 東京
出願期間:2025年5月1日(木)~2025年5月30日(金)必着
受験料 44,000円(税込)
合否発表 8月下旬頃
合格率 92.0%
直近の合格率 2024年:92.4%
2023年:89.6%
2022年:93.9%
受験者数 2024年:251人
2023年:230人
2022年:247人
合格者数 2024年:232人
2023年:206人
2022年:232人
学会名 日本医学放射線学会
学会URL https://www.radiology.jp/
学会員数 10,975人
学会認定専門医数 3,090人
機構認定専門医数 5,502人
更新制度 5年ごとに更新が必要
※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト


専門研修FAQ|放射線科専門医に聞きました

2023年度放射線科専門医取得  女性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

1つの物事にじっくり向き合うことが好きな人、解剖が得意な人が向いていると思います。また、専門医試験では、多くのモダリティに関する知識だけではなく、他科の疾患や標準治療まで理解し覚える必要があります。年次が進むと得意分野を中心に読影する先生もいらっしゃいますが、専攻医や専門医の段階ではモダリティや部位を問わず幅広く学ぶ必要があるので、色々なことに興味を持って取り組める先生ですと放射線科医としてののびしろが大きいと思います。

診療科の働きやすさについて

放射線科の中でも特に診断を専門とする医師は病棟フリーであることがほとんどで、自分の読影ペースによって勤務時間を調整できると思います。また、放射線治療を専門とする医師も、大部分の放射線治療は計画的になされることが多いのため、勤務時間を大幅に超過することはないと思います。 しかし、IVRを専門とする先生は救急症例などで呼び出しが掛かることも多く、放射線科の中でも何を専門とするかによって働き方がかなり変わってくると思います。

重要視される知識やスキルを教えてください

放射線診断と放射線治療の双方において、粗大な病変の有無だけではなく、脈管浸潤など、かなり細かい部分についても考慮する必要があります。血管の走行についても正確に把握しておく必要があるので、最も大切な知識やスキルはやはり解剖学ではないでしょうか。また、他科の先生から画像についてコンサルを受ける機会も多く、意外とコミュニケーション力も必要とされます。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「放射線治療計画ガイドライン」「画像診断の勘ドコロシリーズ」「画像診断増刊号」。
どこでも勉強ができるように、教材を1枚1枚裁断してスキャナーで取り込み、iPadに入れて持ち歩いていました。放射線科専門医試験はバイブルのような、これだけ勉強すればいいという教材はないので、全て持ち歩くと数キロ単位になってしまいます笑

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

症例登録には大きく分けて放射線診断、放射線治療、IVRの症例があります。診断=読影については、3年間の研修期間で十分です。放射線治療に関しては研修施設にもよりますが、かなり膨らませて記載が必要かもしれません。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

私は子供がいたので時間が思うように使えず、専攻医2年目になってからすぐ専門医試験に向けての勉強を始めましたが、大部分の先生は3年目の後半、あるいは4年目に入ってから勉強を始めていた先生もいらっしゃいました。とにかく範囲が広いので、浅く広く網羅する勉強法と、新規の情報収集が重要になってきます!ちゃんと勉強していれば合格できる試験です、頑張ってください!

医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
お気軽にご相談ください

キャリア無料相談 へ

専門医取得サポート教材

動画学習サイト「ドクターズスタディ(ドクスタ)」では、専門医取得を目指す医師に最適なコンテンツを取り揃えています。効果的な教材で知識を深め、専門医試験合格を目指しましょう。あなたの学習をサポートするために、ぜひご利用ください。

専門医試験対策ならドクスタ

ドクターズスタディ へ