専門研修情報

眼科専門医|視力を守り、快適な視界を提供する眼科医療

眼科専門医は、目や視覚に関する疾患の診断・治療を専門とする医師で、白内障、緑内障、網膜疾患、角膜疾患など多岐にわたる病気に対応します。視覚の改善や目の健康を維持するために、手術や薬物療法、視力検査を行い、個々の患者に最適な治療を提供します。また、眼科専門医は視覚機能の評価や、眼科的な病気の予防に関するアドバイスも行い、患者の生活の質を向上させることに注力しています。

日本眼科学会と眼科専門医

日本眼科学会の会員数は約1.6万人に上り、日本の眼科医療の向上と視覚の健康推進に重要な役割を果たしています。眼科専門医は、目や視覚に関する疾患の診断・治療を専門的に行っている医師になります。
専攻医として、4年の専門医研修を受け、日本眼科学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

眼科専攻医プログラム

眼科専攻医プログラムには、毎年おおむね320人〜340人前後の医師が採用されています。視機能を専門的に管理・治療する独立性の高い基本領域であり、全国の大学病院や基幹病院において高度な眼科手術や疾患管理を担う採用枠が確保されています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:109施設
  • 連携施設数:1,719施設
  • 関連施設:356施設

シーリングについて

医師の地域偏在を是正するため、シーリング制度が設けられています。2027年度の眼科専攻医プログラムは全6都道府県が対象となっています。

シーリング対象
  • 東京都
  • 愛知県
  • 京都府
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 岡山県

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道12
青森県3
岩手県0
宮城県9
秋田県0
山形県2
福島県2
茨城県2
地域採用数
栃木県4
群馬県2
埼玉県12
千葉県19
東京都68
神奈川県24
新潟県5
富山県1
地域採用数
石川県5
福井県2
山梨県2
長野県1
岐阜県1
静岡県5
愛知県29
三重県5
地域採用数
滋賀県2
京都府16
大阪府26
兵庫県14
奈良県3
和歌山県3
鳥取県1
島根県1
地域採用数
岡山県5
広島県5
山口県4
徳島県2
香川県2
愛媛県4
高知県2
福岡県15
地域採用数
佐賀県1
長崎県6
熊本県5
大分県1
宮崎県3
鹿児島県1
沖縄県4
合計341

眼科|試験情報

眼科専門医 眼科専門医は、目や視覚に関する疾患の診断・治療を専門とし、視覚の改善や目の健康を維持するために手術や薬物療法を行う医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
試験日程:2026年6月12日(金)、13日(土)
両日程とも午前9時集合予定
第1日目 筆記試験(多肢選択方式 一般問題100問、臨床実地問題50問) 第2日目 面接試験(一人約15分間) 試験会場:TKP新橋カンファレンスセンター
出願期間:2026年2月2日(月)から3月5日(木)まで
3月5日消印有効、それ以後のものは受け付けません。
受験料 50,000円(税込)
(消費税内訳 税率10%対象 税込50,000円 消費税4,545円)
合否発表 試験結果通知書送付用:6月下旬(予定)
合格率 91.1%
直近の合格率 2024年:88.1%
2023年:94.5%
2022年:90.6%
受験者数 2024年:353人
2023年:345人
2022年:392人
合格者数 2024年:311人
2023年:326人
2022年:355人
学会名 日本眼科学会
学会URL https://www.nichigan.or.jp/
学会員数 16,326人
学会認定専門医数 11,287人
機構認定専門医数 749人
更新制度 ※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト

専門研修FAQ|眼科専門医に聞きました

2022年度眼科専門医取得  女性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

眼科は専門性が高く、器用さや外科的センスが発揮できる場に恵まれており、やりがいのある良い科だと思います。歴史は外科と同程度に古く、患者さんの視力を守ることはQOLの維持に大きく関わりますので重要な分野です。また、他の診療科と違い、診断から治療まで一貫して眼科の中で完結することが非常に多く、専門性が高い分野に進みたい方にとっては魅力の一つかもしれません。当然、眼科医として生きていくのであれば専門医を取らない理由はありません。

診療科の働きやすさについて

一口に眼科と言っても、実は多くの分野に細分化されています。白内障は眼科医のほぼ全員が生涯で最も多く経験する手術です。黄斑疾患や網膜を扱う硝子体グループは施設によって臨時手術が多くあり、「眼科イコール9時17時で帰宅できる」イメージを持っているのであれば大きく裏切られます。緑内障グループが診る患者数は多く、治療にはレーザー治療や手術のみならず点眼や点滴による眼圧管理も含まれます。角膜グループではドライアイ外来や角膜移植を行なっています。眼瞼・眼窩グループは先天性あるいは加齢性の眼瞼下垂をはじめ、甲状腺眼症や眼球内外の腫瘍を扱います。他にも、神経眼科や涙道疾患など多くの分野に分かれており、働き方は人それぞれです。

重要視される知識やスキルを教えてください

眼科は、特に専門性の高く歴史の長い診療科です。ほぼ全ての手術は顕微鏡下に行います(すなわち、眼科医は全員マイクロサージャンです)し、手術手技を追求する研究会もあり、外科手技が好きな先生には向いています。とはいえ、必ずしも手先の器用な人しかやっていけないわけではなく、丁寧に患者さんと接して愛護的に眼球を扱う意識さえあれば必ず上達できます。また、新たな治療や検査機器の開発など、基礎研究も盛んです。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「眼科専門医への最短コース 眼科専門医認定試験問題集」「眼科学 第3版(編集主幹:大鹿哲郎)」。
専門医取得に必要な項目として、学会報告2つ以上、筆頭著者の論文1つ以上があります。論文は投稿からアクセプトまで数ヶ月以上かかることも多いので、専門研修プログラムの初期から執筆することをお勧めします。病歴抄録もありますが、必要症例数が少ないので、大きな負担はありません。受験勉強のメインは筆記試験対策になります。私は、初めは「眼科専門医への最短コース 眼科専門医認定試験問題集」(¥198,00)を購入して紙ベースで勉強しました。教科書は、「眼科学 第3版(編集主幹:大鹿哲郎)」を網羅的に参照しながら勉強しました。また、「眼科医ぐちょぽいのオンライン勉強会」やLINEグループは参加人数も多く、気になった点などをお互い聞くことができ、とても助かりました。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

出向先の病院から異動するときに手術症例やレポートになる症例をまとめて記録していたので、スムーズに症例登録やレポート作成を行うことができました。満遍なく様々な分野の診療や手術にかかわることを心掛けました。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

論文が間に合わなかったなど様々な理由で専門誌受験が遅れてしまう先生も中にはいます。難易度の高い硝子体手術や緑内障手術などを志す場合は、最短で専門医を取得した方が良いかもしれません。上述した通り、眼科は専門性の高い診療科なので、おそらく今後は専門医を取得し、かつ維持していかなければ眼科医として働けなくなる可能性すらあると思います(コンタクトレンズ処方のみ行う、眼科の健診のみ行う等の特殊な働き方を除いて)。


医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
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専門医取得サポート教材

動画学習サイト「ドクターズスタディ(ドクスタ)」では、専門医取得を目指す医師に最適なコンテンツを取り揃えています。効果的な教材で知識を深め、専門医試験合格を目指しましょう。あなたの学習をサポートするために、ぜひご利用ください。

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