専門研修情報

整形外科専門医|骨・関節の痛みや不調を改善する整形医療

整形外科専門医は、骨、軟骨、関節、筋肉、靭帯、神経など運動器系の疾患やけがの診断・治療を専門とする医師です。脊椎や脊髄、上肢や下肢、骨盤など広範囲にわたり、骨折や変形性関節症、脊柱管狭窄症、靭帯損傷などに対応します。手術やリハビリを通じて機能回復や痛みの軽減を目指し、患者の生活の質向上にも注力します。また、スポーツ整形も含め、個々の生活や活動に応じた治療を提供します。

日本整形外科学会と整形外科専門医

日本整形外科学会の会員数は約2万7千人に上り、運動器疾患に対する診療の質向上と研究発展に重要な役割を果たしています。整形外科専門医は、骨や関節、筋肉、靭帯、神経など運動器系の疾患やけがの診断・治療を専門的に行っている医師になります。
専攻医として、最低4年の専門医研修を受け、日本整形外科学会が年1回実施する試験に合格した医師に与えられます。

整形外科専攻医プログラム

整形外科専攻医プログラムには、毎年おおむね730人〜750人前後の医師が採用されています。運動器の機能再建を担う主要な外科系基本領域であり、超高齢社会における需要の高まりを背景に、全国の基幹病院において安定した採用枠が確保されています。

プログラムの基幹施設

  • 基幹研修施設数:228施設
  • 連携施設数:1,912施設

シーリングについて

医師の地域偏在を是正するため、シーリング制度が設けられています。2027年度の整形外科専攻医プログラムは全3都道府県が対象となっています。

シーリング対象
  • 京都府
  • 奈良県
  • 福岡県

都道府県別の専攻医プログラム採用状況(2026年度4月入職予定)

募集段階での全国集計は公表されていないため、年度末に日本専門医機構が公表する採用実績を参考として掲載しています。

地域採用数
北海道38
青森県5
岩手県7
宮城県11
秋田県2
山形県9
福島県11
茨城県10
地域採用数
栃木県7
群馬県6
埼玉県43
千葉県55
東京都125
神奈川県55
新潟県9
富山県1
地域採用数
石川県6
福井県2
山梨県5
長野県8
岐阜県11
静岡県19
愛知県60
三重県4
地域採用数
滋賀県1
京都府19
大阪府51
兵庫県46
奈良県10
和歌山県2
鳥取県3
島根県3
地域採用数
岡山県16
広島県17
山口県3
徳島県1
香川県4
愛媛県8
高知県5
福岡県44
地域採用数
佐賀県1
長崎県2
熊本県3
大分県2
宮崎県5
鹿児島県8
沖縄県10
合計773

整形外科専門医|試験情報

整形外科専門医 整形外科専門医は、骨や軟骨、関節、筋肉、靭帯、神経などの運動器系(脊椎・脊髄・上肢・下肢・骨盤など広い部分が対象)の疾患やけがの診断・治療を専門とし、手術やリハビリ機能回復・痛みの軽減を目指す医師です。
試験日程/試験会場出願期間 最新情報は学会ホームページをご確認ください。

【2026年試験情報】
試験日程:令和8(2026)年1月16日(金)
試験会場:各都道府県のCBT会場
出願期間:令和7(2025)年10月1日〜11月30日
受験料 学会ホームページをご確認ください。
合否発表 会員ホームページ お知らせ(会告等)4月掲載
合格率 89.6%
直近の合格率 2024年:88.9%
2023年:89.4%
2022年:90.4%
受験者数 2024年:723人
2023年:668人
2022年:586人
合格者数 2024年:643人
2023年:597人
2022年:530人
学会名 日本整形外科学会
学会URL https://www.joa.or.jp/
学会員数 27,477人
学会認定専門医数 1,102人
機構認定専門医数 20,027人
更新制度 ※詳しくは学会ホームページをご確認ください。

※出典・参考サイト

専門研修FAQ|整形外科専門医に聞きました

2021年度整形外科専門医取得  男性医師からのメッセージ

診療科に向いている人はどんな人だと思いますか?

整形外科は、コミュニケーションと手技を積極的に行える人が求められています。 対象患者は高齢者が多いですが、小児や若者も一定数います。患者数が内科の次に多く、手術能力が高いに越したことはありませんが、手術が苦手でも外来を回す力が必要です。1人でできることは少なく、上司や後輩、コメディカルの協力が不可欠であり、医療チームのリーダーとして期待されます。

診療科の働きやすさについて

内科や外科とは異なり、命のやり取りをすることは少なく、身体機能の改善による患者の満足度が一番高い科だと感じます。また、手術を沢山こなすことができれば、病院の経営的にも重宝されます。マイナー科目と比べて求人も沢山あり、医師として生き残りやすい科目だと思います。

重要視される知識やスキルを教えてください

まず、骨折をはじめとした外傷への対応力が求められます。骨、筋肉、腱、神経、血管を扱いますので、雑なことはできません。 経験を積んでいくと脊椎、手の外科、足の外科、関節、リウマチなどの専門科目といった、より深い分野に進むこともできます。高齢者だけでなく老若男女扱うため外来は混雑することが多く、限られた時間で患者を素早く診る能力も求められます。

専門医取得のための勉強方法・対策

使用した教材は?

「標準整形外科」「整形外科専門医試験Q&A」「病気がみえる」。
過去問を標準整形外科で調べて、問題と正解だけでなく、他の選択肢もしっかり吟味して周辺知識をつけました。病気がみえるは絵や図がイメージしやすく、わかりやすかったです。解説は切り離して問題に書き込むと効率がよいと考えます。それが王道な勉強法だと思います。

実際の症例登録やレポートの対策で工夫したことは?

専門医試験に合格した先輩のレポートをもらい、型を身につけました。 チェックする上級医が必要なため、腹が立っても堪えてなんとかOKをもらうことができました。書類提出の締め切りから逆算して着手したため、余裕を持って提出することができました。

専門医試験に向け、後進の医師へアドバイス

まず、学会誌などから専門医試験資格を得るための情報を収集することが必須です。 症例集めはその都度コツコツやっておいた方が、後から苦労せずにすみます。


医師のキャリア相談・専門研修サポート

医師としてのキャリアを左右する、働く環境と経験:日々の診療に向き合う中で、「今の環境で十分な経験を積めているのか」「この働き方を続けてよいのか」と悩みを抱える医師は少なくありません。
専門性を高めたい、症例を積みたい、ワークライフバランスを見直したいなど、キャリアに求めるものはライフステージや価値観によって変化します。
将来の選択肢を広げるためにも、早い段階から情報収集やキャリア相談を行うことが大切です。

医師キャリア・転職のご相談

医師専門のキャリア支援サービスでは、現在の働き方や将来のキャリアに関するご相談を承っています。一般的な転職サービスとは異なり、医療業界の動向や病院ごとの特徴、診療体制、求められる経験まで踏まえた、医師のキャリアに深く根ざした支援を行います。

将来の選択肢を広げるために
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