転職事例

外科から内科へ——医局を辞める専攻医の大きな決断。メックステーションと歩んだ納得の転科|MEC Station転職事例

20代男性内科医

転職を考えた時期ときっかけを教えてください

手術を間近で見た経験が原点に。外科を志し医局に入る

外科専攻医になったきっかけは、学生時代に身内が関西の某国立A大学附属病院の外科で手術を受けたことです。その経験に影響を受け、私もA大学医学部を卒業し、関連病院の初期研修を経て、迷うことなくA大学外科へ入局。外科専攻医としてのスタートを切りました。
その際、身内を執刀してくださった外科医が、教授になられていたこともあって、その縁から、「自分も将来はA大学の外科で腕を磨きたい」と憧れを抱くようになったのです。

優秀な同期に圧倒され「大学病院本院に戻る自分」が想像できない

しかし、A大学外科の医局は、全国にその名を知られる巨大な組織です。大学病院本院には難治症例が次々と集まり、それに対応するスペシャリストたちがひしめき合うエリート集団。
一方、若手は研鑽を積むために地方の派遣病院を回るのが通例でした。私も専攻医1年目は出身大学から遠く離れた中国地方の関連病院に赴任しました。そこで直面したのは、同じ医局の圧倒的に優秀な同期や先輩方との力の差でした。「果たして自分は、A大学附属病院の本院に戻ってみんなと対等な外科医になれるのだろうか」。1年目から、日々の症例を重ねるほどに、自分の自信が少しずつ削られていきました。

「外科を続ける=医局に居続ける」。キャリアの後戻りができないプレッシャー

専攻医1年目の後半を迎え、A大学本院に戻る時期が刻一刻と近づいてきました。「本院に戻れば、外科医としてのキャリアが本格化する。もう後戻りはできない」と、プレッシャーを覚えつつも、それでも憧れた外科医。簡単に投げ出すわけにはいかないという葛藤もありました。
退局して、医局と関係のない他の病院で外科医を続けることも検討しました。しかし、そこで障壁となったのが、A大学外科の医局のネットワークです。A大学外科は全国に影響力があって、もし退局したとなれば、そのインパクトは避けられません。自分の中でも、「外科を続けるなら、この医局に居続けるしかないのでは」という感覚があり、選択肢が狭くなる怖さがありました。

先輩医師の姿に希望を見出して、内科と外科のダブルボードという選択肢を検討

そんな折、派遣先で働いていた先輩医師の姿がふと頭をよぎりました。その先輩医師は、外科と内科の両方の専門医を取得しておられました。そんな姿を見て、「自分も、まずはA大学で外科専門医を取るまでふんばり、それから内科に転じれば、別の道が開けるのではないか」との考えが思い浮かんだのです。もしそれが叶えば、外科専門医取得までが一つのゴールになります。
その当時、まだ深く専門医についての制度も調べず、ダブルボードという選択肢に望みを託そうとしたのです。

メックステーションを選んだきっかけを教えてください

情報が断片的で、誰にも聞けない——専攻医の転科相談を探してメックにたどりつく

「外科専門医を取ってから内科へ」というプランを検討したものの、立ちはだかったのが新専門医制度の壁でした。新専門医制度のダブルボードは仕組みが複雑で、ネットで調べても情報が断片的です。自分のように外科専攻医が内科に行く際のドンピシャな情報はありませんでした。
しかも内容が内容なだけに、周囲の医師にも相談できません。困り果てていたところ、『メックステーション』を見つけました。サイトを見てみると、専攻医の診療科変更やプログラム中断などのキャリア相談や転職支援をしていました。現状を打破するきっかけを求めて、私も登録してみたのです。

メックステーションのキャリア相談を利用しましたか

外科専門医と内科専門医の両立の難しさを知り、納得してキャリアを見直せた

キャリア相談で私の状況を伝えると、メックステーションの担当エージェントが丁寧かつ明確に話してくれました。「新専門医制度では、内科と外科の専門医を継続的に両立して更新するのはハードルが極めて高く、負担も大きくなるでしょう」との見解でした。
さらに、ダブルボードや旧専門医の制度と新専門医制度の違い、特定領域間の診療科しか期間短縮できないこと、病院側が別領域のダブルボードの医師を受け入れる際の懸念点などを詳しく解説してもらえました。「やはり、難しそうだな」と納得の上、キャリアビジョンを書き換えるきっかけを得られました。
その日はそれでキャリア相談を終え、いったん持ち帰って整理することにしました。

相談の翌日、退局を決意——迷っている時間ももったいない

エージェントに相談できたことで、「外科専門医の取得を待たず、翌年から内科プログラムに入りたい」と気持ちが固まりました。すでに7月だったので、猶予がないと感じた私は、キャリア相談翌日には、派遣先の院長のもとへ向かい、「内科に進みたいので、退職したく思います。医局にも退局を申し出ます」と伝えていました。
事前の根回しもなく、まさに「勝手に辞める」と言い出した形でした。ひとまず後日、A大学外科の教授とお話の場を設けていただきました。
その日のうちに、メックステーションのエージェントに連絡し、「退局することにしました。どこか別の病院の内科で働きたいので、相談できませんか」と伝えました。
振り返れば、私の行動は早計だった部分もあるでしょう。実際、突然の退局の動きだったので、エージェントも驚いていました。
一通り事情を話すと、「すでに退局の方向で動かれているのですね。決意も固いようですので、次の受け入れ先のお手伝いをさせていただきます」と、言ってくれました。

条件を定め、妥協のない転職を目指すことに

「転職市場からいくと、外科出身の医師は、内科系の病院から高評価を得やすい傾向にあります。比較的スムーズで、条件も希望通りの転職が叶いやすくなっています。J先生もご経歴的に、選択肢が多くなりそうなので、しっかり条件を定め、妥協のない転職を狙いませんか」と言ってくれました。
私が譲れなかったのは「医局の影響がないこと」でした。やはり、出身大学と学閥的に結びつきが強いと、キャリアに悪影響も考えられます。
次の条件は、内科専門医の取得を目指せる環境でした。そのことをエージェントと相談し、年内に退局して、まず内科勤務医として働き、翌年はそのまま残って内科専門研修プログラムに入る流れを目指すことにしました。

サブスペも生活もあきらめない。アウトドアを堪能できるエリアを希望

もう一つの希望は、内科のサブスペシャルティとの連動研修が可能なことです。そのため、呼吸器内科、腎臓内科、消化器内科など、各科の診療体制が充実している病院を希望しました。
エージェントから、「他になにか大切にしたい条件はありますか」と質問され、とっさに「できれば自然が豊かな地域がいいです」と伝えていました。私の趣味は「アウトドア」です。新天地では、長く働き続けたかったので、医師としての成長だけでなく、大自然の中でキャンプや山登りでリフレッシュできる生活を望んでいました。
その条件が満たせる求人を探してもらうことで、その日はキャリア相談を終えました。

メックステーションの求人の質や量はいかがでしたか

2週間で条件に合う求人が3つ届く

私の希望ははっきりしていました。
・現所属医局の影響がない
・翌年4月から内科専門研修プログラムに切り替えやすい
・内科系診療科が充実し、サブスペも見据えられること
・できれば自然が豊かな地域(趣味のアウトドアを続けたい)
相談から約2週間後、エージェントは以上の条件を満たす求人を3つ厳選して提示してくれました。いずれも、現所属の医局と関連がない病院でした。

まずは内科勤務医から。「翌年4月に内科専攻医」を見据えた求人

提示されたのは、いずれも“まずは内科勤務医として入職し、翌年4月から内科専門研修”という流れを描ける求人でした。私が求めていたのは、その場しのぎの転職ではなく、専門研修をきちんと再スタートできる環境です。だからこそ、この前提がそろっている提案に安心し、3つの病院ともオンライン面談に進むことにしました。

応募から転職決定までのサポートはいかがでしたか

「なぜ今、外科を辞めて内科なのか」をスムーズに答えるための模擬面接

面接に向けてもっとも丁寧に伝えないといけないのは、「なぜこのタイミングで外科専攻医を辞めて内科なのか」という説明でした。
エージェントはオンライン模擬面接で、そういった病院側が抱く疑問を、筋道立てて、私の言葉でアウトプットできるよう整理してくれました。
その点で、非常に心強いと思ったのは、私のキャリアをさかのぼってアピールポイントを見出してくれたことです。「J先生は、研修医時代に内科系の論文を執筆なされていますね。これは、なぜ内科に移りたいかの説得力が増すポジティブな要素です」と、自分では気づかなかった強みを教えてくれました。
結果的には、3つの病院から一定の評価をいただいたようで、全ての病院で、現地の病院見学に進めることになりました。

バラバラのエリアを効率よく回れるようスケジュール調整してくれた

当時、医局の派遣の関係で、中国地方にいました。面接で中部・北陸・北関東とエリアばらばらの病院を回るスケジュール調整は、エージェントがすべて代行してくれました。
その結果、全ての病院から採用通知が届きました。熟考の末、10月から北陸地方のO病院内科に入職することにしました。
病院見学と並行して退局交渉を続け、9月末には医局を辞めました。医局人事の切り替わりのタイミングだったこともあって、スムーズな退職に至れて幸運でした。

転職後の満足度はいかがでしょうか

まずは内科勤務医として再スタート。翌年4月から専門研修へ

現在は、北陸地方のO病院で内科勤務医として再スタートを切っています。翌年4月からは、同じ病院で内科専門研修プログラムに入る予定です。
O病院は、400床規模の市中病院です。一つの症例に対して、複数の専門領域の視点からアプローチする体制が整っており、学ぶことが尽きません。ありがたいことに指導医からも、A大学附属病院外科でのバックグラウンドを評価していただいています。若手のうちから内科医としてリスタートを切れたことは、私の医師人生において正しい選択だったと思います。
あの時、勇気を出して退局を決断し、それを支えてくれたエージェントに感謝しています。

担当コンサルタントの一言

J先生から初めてご相談をいただいた際、外科での経験を大切にしながらも、内科への純粋な情熱を抱えていることが強く伝わってきました。そのうえで、外科専攻医から内科へと、早期に決断なされました。私も適切な環境選びが不可欠だと考え、全力でサポートさせていただきました。
私の経験上、外科ご出身の先生は、内科に転科なされるときに、意欲や体力、外科的な技術が高く評価される傾向にあります。その他の診療科でも、転科や転身はケースごとに評価ポイントや伝えるコツが少しずつ異なります。
もし、そのようなポイントを知りたい方や、キャリアの迷いが生じた際は、ぜひ一度私たちメックステーションにご相談ください。全力でサポートさせていただきます。

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