転職事例

パワハラで都内・名門病院専門研修を休職。エージェントの勧めで西日本にエリアチェンジして年収1200万円の好条件で心機一転

30代女性整形外科医

転職を考えた時期ときっかけを教えてください

パワハラで心身が限界に達し、専攻医2年目に休職

都内U大学病院の整形外科専門研修プログラムで働いていた私は、専攻医2年目途中で心身が限界に達し、休職せざるを得なくなりました。
私はもともと、都内U大学病院で初期研修を終え、同大学で整形外科専門研修プログラムを受けていました。U大学は優秀な医師ばかりで、同期と刺激し合いながらともに成長できていたと思います。プログラムの関連病院も設備は充実しており、指導医も立派な先生ばかりで申し分のない環境でした。ちなみに、関連病院の指導医からの私に対する評価は上々で、脊椎、股関節、救急などを順調に学んでいました。
ところが、U大学病院で外傷を中心に学ぶ際、そこの指導医とだけは、全く合わなかったのです。どちらかというと、私はマイペースなタイプです。同期たちは外傷領域を要領よく終えましたが、私はついていけていない感覚が強くなっていきました。そんな私を厳しく指摘する指導医の圧に耐え切れず、心身が追い詰められていく感覚が続き、当時の自分にとっては「パワハラ」と感じざるを得ない状況でした。次第に朝起きられない日が増えました。

2年間の療養で「もう一度医師として働きたい」と思えるようになった

その結果、医師4年目となる専攻医2年目途中、休職して療養生活に入ります。休職中は、「もう臨床に戻るのは無理かもしれない」とも思っていました。しかし同期が医師6年目(専攻医4年目)に入ると、私にも回復の兆しが見えたのです。
完全に元どおりというわけではありませんが、ずいぶん元気になれました。それで、「せっかく医師免許を取ったのに、このまま終わらせたくない」「無理のない形で医療現場に戻りたい」という気持ちが芽生え始めたのです。しかしU大学病院復職は、現実的ではありませんでした。職場が休職前と同じになれば、指導医と指導方針も同じままです。再び体調をくずしてしまうのは目に見えています。それが転職しようと思ったきっかけでした。

メックステーションを選んだきっかけを教えてください

2年のブランクとメンタル不調に「難しい」と厳しい意見も

2年におよぶブランクと休職。復調傾向とはいえ、メンタル面の不安は残ります。「そんな自分に転職先はあるのだろうか」と、転職市場で自分はどのように評価されるか具体的に聞いてみたくなりました。
まず、インターネットで医師向けの転職サービスを検索し、複数社に登録してみたのですが、現実は甘くありませんでした。「中断歴のある方の専門研修の紹介はしていません」「当社は関東エリアだけの対応なので、求人数に限りがあります。T先生のご経歴だと、ご案内に時間がかかりそうです」などとお断りされました。
「自分の経歴は扱いづらいのだろうか」「復帰できないかもしれない」と、正直かなり落ち込みました。

初期研修・専門研修を中断した医師のサポートも手厚いメックステーションの存在

そんなときに見つけたのが、『メックステーション』のキャリア相談でした。メックステーションでは、初期研修や専門研修の中断者も支援しているとのことでした。それで、一度相談してみたくなって登録しました。ちなみに相談前は、「生まれ育った関東を離れたくない」「ずっと興味があった脊椎の外科領域を続けたい」「ハードな環境はメンタル的に不安」「整形外科の専門医取得を視野に入れる」などといった希望をぼんやりと持っていました。

メックステーションのキャリア相談を利用しましたか

休職に至るまでの背景と不安を話して気持ちを整理

キャリア相談では、専門研修プログラムに詳しいエージェントが対応してくれました。私は、「初期研修でU大学病院とマッチングし、その後も整形外科専門プログラムに残った経緯」「どのローテでつらさを感じたのか」「休職中の生活」「メンタルの現況」など、これまでの経歴や体調といった転職で重要なポイントを包み隠さずに話しました。身内にはなかなか話せない内容だったので、聞いてもらえて気持ちと状況の整理ができました。

「何を一番大事にするか」を一緒に考えてくれた

私が一通り話すと、エージェントが当時の転職市場と照らし合わせてくれました。「ご希望に沿う病院を精一杯探します。ご存じのことだとは思いますが、整形外科をはじめとした専攻医は、心身の負荷は多少かかります。体調面で少しご不安なら、まずは復職を最優先で考え、条件を調整しませんか」と提案がありました。正直なところ、私自身も整形外科の専門医資格に未練はあったものの、ハードな環境に戻る想像ができていませんでした。
相談の結果、専門医資格の取得はいったん保留としました。なにはともあれ、まずは復職が第一です。人間関係や職場の雰囲気が良く、体調を配慮してもらえる環境で働くことにしました。

「まずは復職を最優先に」候補をその場で示してくれた

転職条件・方針が整理できたあと、担当エージェントから「現段階でT先生の条件に合う病院に心当たりがあります」と、具体的な候補病院の提案がありました。
一つは中国・四国地方の総合病院Eで、整形外科とリハビリテーション科が連携しながら運営している急性期病院でした。
もう一つは、中部地方の山間部にある救急に強い総合病院Kでした。いずれも専門研修ではなく、整形外科医の採用枠でした。
エージェントの話では、「いずれも3次救急の整形外科に強い総合病院です。語学・研究留学などによる医師歴の中断、それに妊娠・出産、ご病気などで臨床から離れた先生方を積極的に受け入れています」とのことでした。続いて、「T先生はこれまで整形外科の領域を中心に学び、脊椎領域にも関心がおありなので、その点が有利に働くでしょう」と話してくれました。
「引き続き関東エリアでも求人を探してみますが、条件に合う病院を見つけるのには時間がかかるかもしれません。時間がもったいないので、まずは総合病院Eや総合病院Kで感覚を取り戻し、その後、関東に戻るのも一つの手です。もし今後、関東でT先生にぴったりの求人が出たら、真っ先にご連絡いたします」と言ってくれました。その言葉で、関東エリアへのこだわりは消えました。たっぷりと2時間キャリア相談をして、この2つの病院を含め、私に合う求人票を後日メールで送ってくれることになりました。

メックステーションの求人の質や量はいかがでしたか

即座に条件に合う病院を複数提案し、雰囲気を共有してくれた

キャリア相談後、中国・四国地方の総合病院Eと中部地方の総合病院Kの求人の詳細が届きました。いずれも専門研修プログラムではないものの、整形外科医としての募集でした。
エージェントの話では、「どちらの病院も、仕事のできる・できないで人を切り捨てる雰囲気ではありません。それに、無理のない働き方を一緒に模索してくれます。K病院は、過去に中断歴のある方を私がご紹介し、3年以上続けて働いています。もし入職後に整形外科が合わなければ診療科の変更も検討してくれると思います」と言ってくれました。

関東の求人も比較したうえで応募先を決めた

ほかに、関東の整形外科医の求人票もいくつか送ってくれました。エージェントの当時の話では、「関東もリサーチしたのですが、どの病院も働き方に柔軟性があるとはいえません。もし入職なさるのであれば、体力的にも精神的にも相応の覚悟は必要になりそうです」と、不安が残りました。
「エリアを取るか」「働きやすい環境を取るか」
私の場合は、復職第一ですから、働き方に柔軟性がありそうな総合病院Eと総合病院Kのオンライン面談をセッティングしてもらいました。

応募から転職決定までのサポートはいかがでしたか

休職理由やメンタル面の不調を、正直かつ前向きに伝える言葉を考えた

履歴書や面接では、休職理由とメンタルの状況を必ず説明することになります。担当エージェントは、「T先生が初期研修と専門研修を受けたU大学病院は名前が通っています。そこで、初期研修を順調に終え、関連病院でもそつなくこなせたことを丁寧にお伝えしましょう」と言ってくれました。続けて、「つまずいたのは、U大学病院の一部に限定されています。そちら以外は順調だったことが伝われば、評価してくれると思います」とのアドバイスがありました。
どうしても気になったので、「パワハラのことは正直に話すべきですか」と質問しました。エージェントは、「どこの病院のどの診療科で、何があったかを正確で真摯に話せば、パワハラという言葉を使わなくても伝わるはずです」と説明してもらい、方針が定まりました。

2週間で2つの病院のオンライン面談が決まる

キャリア相談から2週間で、2つの病院とのオンライン面談が終了しました。面談の結果ですが、中部地方の総合病院Kは、仕事内容や環境に興味はあったものの、普通自動車免許のない私には生活が難しそうでした。というのも、病院Kは山間部にあって、公共交通機関も十分とはいえない立地でした。面接担当者や現場の先生の印象は良好でしたが、生活できるイメージがわかず、断念となってしまいました。

キャリア相談から約2カ月とスピーディな転職を実現

対して総合病院Eは、オンライン面談翌月には現地で見学し、病棟、医師・コメディカルの雰囲気を自分の目で確認しました。建物が新しくて内観も外観もきれいで、設備的にもICU、HCUが整備され、病棟は充実していました。それに院長の先生とも直接お会いして歓迎してくれました。院長先生から直接、「無理のない範囲で一緒に頑張っていきましょう。私もサポートしますよ」と言っていただき、気持ちが固まりました。
現地の病院見学から1週間経たずして、E病院から採用通知をいただきました。条件面の交渉をエージェントにしてもらい、相談から約2カ月で転職が決まり、本当にうれしく思いました。

転職後の満足度はいかがでしょうか

オペから離れてリハビリテーション科で “無理なく勤務“

総合病院Eの整形外科で常勤医として働き始めたものの、入職から数カ月でまたつまずきました。先生方から、「大丈夫? 働き方をみんなで相談しませんか」と言ってくれたのをきっかけに、各診療科や院長のみなさまが親身になってくれました。その結果、リハビリテーション科に移ることになりました。それ以来、4年以上リハビリテーション科でお世話になり続けています。
現在は、基本的に手術には入らず、生活リズムは整っています。残業も最小限で、当直やオンコールも無理のない頻度に調整していただいています。
専門医取得や整形外科領域からは距離を置いている状況ですが、これまでに学んだ整形外科の知識は大いに役立っています。

年収1200万円で経済的にも安定

整形外科医として入職し、途中でリハビリテーション科に移りましたが、初年度の年収は1200万円と自分としては十分です。その後も年収は安定していて、経済的に充実しています。立地的にも、総合病院Eは駅からすぐのところにあって便利です。そんな便利な立地ですが、私は内定から働き始めるまでの間に、教習所の短期コースで普通自動車免許を取得しており、今ではすっかり車中心の生活です。
さて、復職して4年以上経ちますが、現在は「専門医を取ること」だけがキャリアの正解ではないのかもしれないと思い始めました。もし同じように中断してしまった先生方がいたら、「環境や働き方を変えれば、もう一度医師としてのキャリアを築き直すことは十分可能です」とメッセージを送りたいですね。

担当コンサルタントの一言

『メックステーション』では、中断や休職歴がある先生方の、受け入れ先を探せるようサポートしています。T先生のキャリア相談時にご提案した2つの病院は、弊社と長年お付き合いがあって、私自身も現場を見ています。だからこそ、T先生に院内の雰囲気や働く医師のキャラクターをお伝えできましたし、その上で自信を持ってご提案できました。
やむを得ない理由や他の希望があって臨床から遠ざかった先生のなかには、「自分の中断は致命的」と悲観的になりがちです。しかし中断や休職の期間が長くても、地域や働き方の条件を柔軟に考えることで、選択肢は必ず見つかります。ぜひ一度『メックステーション』にご相談ください。

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