転職事例

麻酔科専攻医中断の30代アルバイト医師が12月からの転職活動!2次募集で内科専攻医に採用決定

30代男性内科専攻医

専門研修先を探し始めた時期ときっかけを教えてください

専門研修プログラムを中断、アルバイトで生計を立てる日々

麻酔科専攻医2年目に差し掛かったころ、私は人間関係で強いストレスに耐えられなくなりました。というのも、私は医師になったのがやや遅く、30代で専攻医をしていました。年齢的な差はどうしても感じていて、指導医や年下の同期とはうまく馴染めず、症例もあまり回ってこなかったのです。それで専門研修プログラムをやむを得ず中断し、生計を立てるために内科クリニックでアルバイトをする日々を過ごしていました。

中断した負い目と医学部入学の出遅れ。負の感情から専攻医復帰に迷う

私は医師としては、年齢的に出遅れています。高校卒業後、中部地方の某薬学部を卒業したのですが、「医師になりたい」という思いが強くなって、20代半ばで九州の私立大学医学部に入学しました。その関係で、麻酔科の専攻医を中断したときは、すでに30代でした。年齢、中断、アルバイトの身分の自分に自信が持てなくなり、どうしてもネガティブになっていました。「もう専攻医をやり直すのは厳しいかな」と考えるようになりました。

アルバイトで芽生えた「内科」開業への興味

そんな私でしたが、アルバイト先で前向きな気持ちになっていきます。アルバイトをしていた内科クリニックは、有床クリニックだったため、救急対応ができました。その環境から、糖尿病や高血圧といった生活習慣病の診療に加え、急性期の患者さんもよく来院していました。多様な診療経験を通じ、次第に「将来は自分でクリニックを開業できたらいいな」と考えるようになれたのです。

迷い続け、ギリギリの12月に転職活動を開始

開業を目指すなら内科に進むべきか、それとも耳鼻科・皮膚科・小児科といった他の開業と相性の良い診療科に進むべきか、自分ではなかなか決められませんでした。
「翌年から専攻医として復帰しようか」
「もう1年かけて診療科を検討すべきか」
「また専攻医時代の苦しみを味わうくらいなら、しばらくアルバイトを続けるべきか」
そんな思いが交差して、専攻医になるための決断が大幅に遅れてしまいました。
結局は内科専攻医に進む決断をしましたが、その時点で12月に入っていて、まさにギリギリの状況でした。

メックステーションを選んだきっかけを教えてください

医学部時代から利用していた安心感

焦っていた私のもとに、『メック』のメルマガが届きました。医学部時代に試験対策でメック教材を利用しており、その際に登録していたのです。そこで『メックステーション』の「キャリア相談」を知りました。「12月のこの時期からでも、翌年入れる専門研修プログラムが見つかるかもしれない」――そう思い、『メックステーション』に登録することにしました。

メックステーションのキャリア相談を利用しましたか

「まだ間に合いますよ」と背中を押された安心感

「今から探せば、まだ翌年の内科専門研修プログラムに間に合いますよ」
『メックステーション』エージェントは、開口一番、このように言ってくれました。
私は何一つ準備していなかったので、「遅すぎる」と言われてもおかしくないと思っていました。
「大丈夫です。限られた時間ではありますが、K先生が納得して入れる内科専門研修プログラムにいくつか心当たりがあります。ご安心ください」と言ってくれて、気持ちが楽になったことを覚えています。

「志望が定まらない人」ではなく「やりたいことを見極めた人」

相談時点では、「こんな経歴の自分を雇ってくれるのか」といった不安がまだありました。
その不安を打ち明けると、『メックステーション』エージェントは「進路変更は“迷い”ではなく、K先生が本当にやりたいことを見極めてきた証拠です。過去にとらわれず、 “開業を見据えて必要な経験を選んだ”と前向きにとらえて動きましょう」と言ってくれて、先に進む意欲がわきました。

奨学金や収入面の悩みも共有

「奨学金の返済があるので、年収的にも心配な点があります」と伝えると、エージェントは具体的な数字を示しながら説明してくれました。「将来、開業資金も必要になると思いますから、給与はこだわるべきポイントですね」と、ライフプラン全体を見据えた相談に応じてくれて、心強く感じました
また、内科志望に切り替えるにあたり、「内科医として基礎をしっかり築きたい」という希望も伝えました。するとエージェントは、「時間が限られていますから、すぐに2次募集に空きがある内科専門研修プログラム担当者の方々に私から接触してみます。K先生にも、状況がわかり次第すぐにご連絡したく思います」と提案してもらい、キャリア相談は終わりました。

メックステーションの求人の質や量はいかがでしたか

相談から数日で3件の内科専門研修プログラムを提示してくれた

相談から数日後、400床規模の中規模・E病院を第1候補として紹介してくれました。エージェントは、私の希望年収、経歴を問わない雰囲気、病院規模の条件をもとに10件ほどに候補を絞り込み、各担当者に連絡を取って空き状況や、見学の可否、さらに先輩専攻医の症例状況や職場の雰囲気までを調べてくれていました。
E病院に限らず、条件に合う内科専門研修プログラムを計3件ほど提示してくれたので、見比べることができました。

開業につながる経験を積むためE病院のプログラムに応募

E病院の内科は、第一や第二といったナンバー制度ではなく、複数の内科系診療科がありながらも、内科全体が一体となっているようです。過去にエージェントの専攻医紹介実績があるらしく、内科の雰囲気といった内情を詳しく聞くことができました。現職の医師の経歴も多様で、それでいて距離感が近く、相談しやすそうでした。
そのような環境なので、J-OSLERの症例集めもしっかりと回ってくるようです。私は初期研修で県をまたぎ、さらに先輩や同期との関係も薄れていたため一から症例を集め直せる環境のほうが安心だったので、その点も私には向いていました。
加えて、E病院内科専門研修プログラムでは、糖尿病のサブスペシャルティも研修できるようで、開業を見据えた私にとって、必要な経験を積める場だと確信できました。
これらの説明を受け、私は病院見学と面接をお願いしました。初回のキャリア相談からまだ数日しかたっておらず、非常にスピード感がありました。

応募から転職決定までのサポートはいかがでしたか

模擬面接と的確なアドバイスが自信につながった

2次募集の締め切りが迫る中、応募から病院見学まで一気に進みました。時間的な余裕はほとんどない中、見学と面接日時の調整をすべてエージェントに任せることができました。
面接前には、担当エージェントによるオンラインの模擬面接を行い、受け答えのシミュレーションを重ねました。エージェントからは、「多様な経験を経たうえで、明確に将来像を確立した医師というのは、評価につながります。ネガティブ要素を細かく説明するよりも、内科志望と開業への意欲をアピールする方向にしてみましょう」とアドバイスを受け、自信を持って面接に臨めました。実際の面接でも、落ち着いて自分の考えを採用担当者の先生方に伝えられ、納得していただけたように感じています。

12月後半に採用通知が届く

見学では、エージェントから事前に聞いていた通り、コメディカルや上級医、専攻医同士の仲が良く、年齢が上な私でも安心して働けそうだと感じました。
そして見学から約1週間後の12月後半、E病院から採用通知が届きました。結果的に『メックステーション』に登録してから採用まで、1カ月足らずで決まったことになります。アルバイト生活はキャリア上、長引かせない方がよいですし、収入面でも早く常勤になりたいと考えていたので、このスピード感は本当にありがたく感じました。支えてくれたエージェントには心から感謝しています。

転職後の満足度はいかがでしょうか

年収900万円に満足。「困ったことはない?」上級医のフォローも手厚い

内科専攻医としてE病院に入職したのですが、初年度は年収900万円でした。麻酔科時代は年収600万円(専攻医2年目)ほどだったので、経済的にはかなり楽になりました。また、上級医からは「困ったことはない?」「分からなかったら何でも聞いてね」と頻繁に声をかけてもらえています。専攻医としての責任はありますが、押しつぶされるようなことはなく、安心して充実した毎日を過ごせています。

症例集めは順調。開業を見据えて努力を継続

糖尿病のサブスペシャリティを見据え、内科専攻医として、着実に症例を受け持てています。入職前はJ-OSLERの症例に不安がありましたが、この調子であれば順調に集まりそうです。アルバイト時代に芽生えた「開業したい」という夢を実現するため、今後も地に足をつけて努力を続けていきたいと思います。

担当コンサルタントの一言

K先生は、12月から動き出したため、大変タイトなスケジュール感でした。そのなかで、K先生の思いをヒアリングさせていただき、希望を実現できるようサポートいたしました。また、K先生のお人柄の良さと経験を履歴書や面接で伝わるよう対策をくり返したこともよく覚えています。短期間ではありましたが、希望に合う内科専門研修プログラム(サブスペ糖尿病)をご紹介できて、私としてもうれしく思います。K先生が夢を実現される日を楽しみにしています。

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