転職事例

内視鏡専門医が健診センターで得た”受診者と向き合う”仕事のやりがいと高評価。転職で外科主導の環境から心機一転

30代女性内視鏡専門医

転職を考えた時期ときっかけを教えてください

外科主導の消化器センター“消化器内科は内視鏡と検査だけ”という雰囲気に違和感

私は内視鏡専門医資格を取得後、市中病院Kの消化器センターに所属する消化器内科医でした。センターでは消化器内科と消化器外科が協働して症例にあたっていましたが、「消化器内科は内視鏡と検査だけ」という雰囲気が強く、外科主導の体制に違和感を覚えました。消化器外科が優先される環境で、モチベーションを維持するのも難しくなっていきました。

内視鏡専門医として力を発揮できない環境に嫌気がさす

5年近く病院Kで勤務し、救急や病棟管理、当直などにあわただしい毎日を過ごしました。仕事にやりがいはありましたが、消化器内科医として、内視鏡専門医として、十分に力を発揮できない環境に不安を覚え、転職を決意しました。

メックステーションを選んだきっかけを教えてください

メックステーションの求人に興味を持って登録

インターネットで消化器内科医や内視鏡専門医の求人を探し、興味のある求人掲載先の医師向け転職サービスに複数登録しました。そのなかの一つが、『メックステーション』でした。

メックステーションのキャリア相談を利用しましたか

キャリアを大切に考えて話を聞いてくれる安心感

『メックステーション』に登録した数日後、担当エージェントがオンラインでヒアリングをしてくれました。「なぜ消化器内科を選んだのか」「内視鏡専門医を目指した理由」「医師キャリアで大切にしたいこと」など、私の原点や価値観まで掘り下げて話を聞いてくれました。
登録していた医師向け転職サービスのなかで、『メックステーション』がもっとも親身になって、私の話を聞いてくれた印象です。真剣に聞いてくれたので、エージェントの提案にも安心感がありました。

センター勤務に共通する課題――経験豊富なエージェントだからできるアドバイス

担当エージェントの話では、「これまで消化器に限らず、循環器や脳神経などセンター化している医療施設の先生方を担当する機会をいただきました。センター勤めでは、一見すると専門特化できて、内科と外科の分け隔てがなく、経験症例も豊富と、いいことずくめのように映ります。しかし、実際のところは症例の偏りが生じたり、イニシアティブをどちらの科が持っているかで“居心地”に影響が出たりして、悩みを抱える先生は多くいます。ただ、多くの先生方は、転職後に前向きに働いておられます。A先生にもいいご提案ができるよう努めますので、ご安心ください」と言っていただけました。自分だけの不遇ではないとわかり、胸のつかえが取れました。そして、前向きに次のキャリアを考えられるようになりました。

病院勤務以外の意外な提案――転職の方向性が見える

「病院勤務を続ける選択肢もご提案できますが、健診センターで内視鏡に専念する道もあります」と提案をもらいました。
担当エージェントは一通り私の話を聞いて、私の内視鏡のキャリアを大切にした上で、健診センターを提案してくれたようです。病院以外の働き先を考えもしなかったので、意外でした。

内視鏡ができる医師を探す健診センターの求人に出合う

担当エージェントは、「健診センターは当直や時間外オンコールがないので、働き方が安定しています。ただ、内視鏡の検査数は多く担当できる反面、内視鏡的な治療はポリペクくらいとなってしまいます。現在、ちょうど内視鏡の経験豊富な医師を探している健診センターHの求人を預かっていますが、いかがでしょうか」と提案してくれました。検査主体の勤務となることには一抹の不安も覚えましたが、内視鏡検査のスキルは間違いなく磨き続けられる環境に興味を抱き、心が動きました。

内視鏡に集中できる環境に心が動く

過去、健診施設でアルバイトをした経験はありましたが、常勤となると仕事内容と責任が異なります。健診センターで自分の能力が実際に通用するかなど、今後のキャリアに不安があったので、正直に疑問点を聞いてみました。すると、「あとから“やっぱり健診センターに行きたい”と思っても、そのときには求人枠が埋まっている可能性があります。もし少しでも健診センターに興味があるようでしたら、先に見学だけして、“もし何か違う”と感じたら、そのあとに病院を検討してみてはいかがでしょうか。」とアドバイスされました。さらに、「ご希望エリアで消化器内科医のニーズは常に高い状態ですから、病院への転職自体は心配しなくてもいいと思います」と励ましてもらえました。
その結果、まず健診センターを応募してみる方向で話が固まりました。

メックステーションの求人の質や量はいかがでしたか

健診センターは『メックステーション』以外から求人紹介がなかった

ヒアリング直後に、健診センターHの求人票が届きました。他の医師向け転職サービスから健診センターの求人紹介はなかったので、あらためて滅多に求人がないことを実感しました。『メックステーション』担当エージェントから、「なぜ健診センターが合うのか」「先方が求める医師像と私の経歴が合う理由」など、根拠を説明してくれていたので、納得して応募できました。
なお、健診センターHと合わせて病院の求人を3件ほど示していただけました。どこかを強く勧めることなく、私の意向を最優先してくれる姿勢には、信頼を持てました。

応募から転職決定までのサポートはいかがでしたか

面接に臨むための準備をサポートしてくれた

『メックステーション』担当エージェントからは、履歴書チェックや面接前のアドバイスを受けました。そのおかげで、落ち着いて面接に臨めたと思います。
面接で健診センターHの面接担当の先生から、「ぜひ来ていただきたいと思います。今までのA先生の経験をフルに生かしてください」と高く評価していただきました。あらためて、私の経験と専門を求められていると実感できました。

エージェントの条件交渉とスケジュール調整に助けられた

面接後、健診センターHから採用通知が届きました。年収、勤務条件の調整は担当エージェントに任せることができました。振り返ると、面接日のスケジュール調整や面接対策は非常に心強く感じました。『メックステーション』登録から入職までの4カ月間、担当エージェントが一貫してサポートしてくれて、円滑に転職することができました。

転職後の満足度はいかがでしょうか

健診ならではの責任とやりがいに充実の毎日

健診センターHでは内視鏡をメインに担当しています。病院で働いていたときは、「病気の患者さんを診る」のが前提でしたが、健診センターは、「本当に異常がないか」を見極めるのが大切な役割です。異変を見逃さないのは、病院勤務とは異なる責任の重さがあります。しかしその分、医師として貢献できる場でもあり、やりがいを感じています。

「腕がいい」と評価されてモチベーション高く働ける

健診センターHでは、受診者さんから「胃カメラの腕がいい」と好評なようです。ときおり、「来年もA先生でお願いします」とご指名いただくこともあります。病院勤務時は内視鏡の腕が評価される機会自体がありませんでした。このような評価や直接的な感謝のお言葉がモチベーションにつながっています。
また、当直・オンコールがなく、残業もほぼない生活は想像以上に快適です。規則正しい生活で心身ともに充実しています。
これらは「病院を離れたからこそ見える景色」だと思っています。担当エージェントに健診センターを提案してもらえて、本当に感謝しています。

担当コンサルタントの一言

A先生は、内視鏡に強い関心をお持ちでした。その専門性を十分に活かせる場として健診センターをご紹介できて、現在充実した日々を送れていることをうれしく思います。これまで培った技術を評価されながら働かれている姿は、まさに理想的なキャリアチェンジだと感じています。転職活動では柔軟に比較検討を進められ、冷静な判断力をお持ちだったのが印象的でした。今後も先生のご活躍を心から応援しています。

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