転職事例

国試から医師キャリアを伴走。メック卒業生が「当直なし・土日休み・年収1500万円」を転職で実現 |MEC Station転職事例

30代男性内科専門医

転職を考えた時期ときっかけを教えてください

妻の出産で「バリバリ働く」価値観が揺らぐ――「外勤・当直は難しい」

転職が選択肢として浮かび始めたのは、内科専門医試験に合格した医師6年目のことでした。当時は、「とにかく、サブスペシャルティで消化器内科関連の専門医(消化器病専門医・内視鏡専門医)を取るまでバリバリ働きたい」と、常勤先では当直週2回ペースで引き受けていました。それに、収入面でもより安定させるため、外勤も週1日と、ハードな働き方をしていました。
当時は「寝る間を惜しんで症例を経験するのが若手医師の常識」だと信じて疑わなかったのです。しかし、妻の妊娠を機に、その価値観は揺らぎました。非医療者である妻が産後すぐにフルタイム復帰を目指す中、今のままでは私が家庭を壊してしまう可能性がありました。一方で、消化器内科医としての研鑽を止めたくないという思いも持っていました。
「医師として成長し続けたいが、家族のそばにもいたい」。この矛盾する二つの願いに折り合いをつけるため、必死に出した答えが「当直を外し、日勤帯に全力を注ぐ」という選択でした。

内科専門研修を機に故郷の千葉県を離れ、消化器内科で連動研修を受ける

私は千葉県出身です。初期研修までは千葉にいて、内科専門研修プログラムをきっかけに、関東の他県B大学病院医局に所属しました。連動研修では、消化器内科中心に研鑽を積み、症例を多数経験させてもらいました。
順調に歩んでいる手ごたえはありましたが、サブスペの試験不合格の可能性もゼロではありません。そのことも考えると、「もし転職したとしても、消化器内科医として成長できる環境にいたい」と思っていました。

父は開業医。クリニック継承を見据え、故郷で一般内科も幅広く経験したい

もう一つ、私のキャリアの根底には「千葉にある父のクリニックをいつか継承する」という目標がありました。
これまでは関東の千葉県外にいましたが、今回の私の家族の転機は、同時に「地元・千葉県に戻る」ための最適なタイミングだとも思えました。将来、地域医療を支える立場になるなら、サブスペの専門性だけでなく、今のうちに一般内科を幅広く診る経験を積むべきとも考えました。
「消化器内科医としての研鑽」と「一般内科の経験」、そして「家族との生活」。これらをすべて叶えるために、内科専門医試験を合格したタイミングで、千葉県に引っ越しする準備と、転職活動をスタートさせました。

メックステーションを選んだきっかけを教えてください

国試浪人時代にメックのサポートを受けた縁でキャリア相談に進む

実は、私は医師国家試験で1度不合格を経験しており、国試浪人時代はメック予備校で過ごしました。当時の講師やスタッフの方々には、学習面だけでなく精神的にも深く支えられ、翌年の国試は問題なく合格。それに、メックには、マッチングでもサポートしていただけました。「今の自分があるのはメックのおかげ」という強い感謝がありました。
当時、メックは「医学生はもちろん、国試合格、その後の医師人生まで見守ってくれる体制」だと聞いていました。だからこそ、家族の転機という人生の重要な局面で「メックに相談しよう」と、迷わず『メックステーション』を選びました。

メックステーションのキャリア相談を利用しましたか

「30代若手男性医師のワークライフバランスの見直しは増えている」

キャリア相談では、担当コンサルタントが、私の希望に対して非常に真摯に向き合ってくれました。
「近年、お子様の育児に関わるために、ワークライフバランスを見直す若手の男性医師が増えています。特にキャリアの一区切りとなる専門医取得をきっかけに、『転職して家族との時間を大切にしたい』と相談に来られる30代男性医師が増加傾向にあります。ですから、先生が迷われていることは、今の時代では決して珍しいことではありませんよ」
と言ってくれました。ワークライフバランスを重視したいという願いは、同世代の男性医師の多くが抱える「正当な選択肢」だと教えてくれたことで、どこか救われた気持ちになりました。

「医局を離れてもサブスペ取得は問題なし」詳細を相談して不安を払拭

「もし転職するなら」と、転職する場合の動きについても、話しあいました。その際の懸念は、「サブスペの専門医試験合格前に動くべきか」「それとも合格を待つべきか」でした。もし、サブスペ専門医試験の結果が思わしくなかった場合、症例豊富な医局から離れることが痛手にならないか、という不安が拭えませんでした。
コンサルタントの方は、私の不安への答えとして、「学会要件と症例数」を照らし合わせて確認方法をアドバイスしてくれたのです。後日調べると、大学病院と外勤先は症例が豊富だったこともあって、要件の約1.5倍に達していることが判明しました。
「これなら、大学病院Bの医局を離れても大丈夫」と整理できたことで、転職活動に前向きに考えるようになりました。

サブスペの試験不合格のリスクも考えた提案

転職後は、妻と子どものことを考えて長く働くつもりでした。条件では、「当直なし」「土日休み」「年収は維持」は叶えたいとコンサルタントに伝えました。それに、サブスペシャルティで消化器内科関連の専門医取得を視野に入れると、「消化器内科」、父の内科クリニックの継承を考慮すると「一般内科」の診療は必要です。
後日、メックステーションの転職エージェントに希望を伝えると、「消化器内科と一般内科で研鑽を積むのでしたら、中規模以上の病院が望ましいでしょう。かつ、他の条件も加味すると、簡単には見つからないかもしれません」と率直に伝えてくれました。「多くの病院では、健康な20~30代若手医師を当直なしにする設計ではないため、バランスの関係で検討が慎重になるケースがほとんどです。しかし、過去に当直なしで男性医師をご紹介できた例はあるので、可能性は十分あります」と正直に話してくれたのです。

「当直なし・土日休み」の条件に追加して「年収1500万円を維持したい」と相談

もう一つのネックは、年収の現状維持でした。
当時の私は、当直を週2回入り、外勤にも頻繁に入っていたため年収は1500万円。「当直なしで現状以上は、さらにハードルが高くなります」と、率直な見解を伝えられました。
何が転職の懸念点か、さらにどの条件がボトルネックかを明確に示してくれた点は信頼できました。
整理した結果、担当エージェントは「先生がお引っ越し予定の千葉県内から、通える病院の一般内科と消化器内科を探ってみます。2~3週間程度お時間をいただけないでしょうか」と言ってくださいました。それで、初回のキャリア相談を終えました。

メックステーションの求人の質や量はいかがでしたか

1都3県50件以上の病院に直談判。エージェントの熱意で理想の求人を発見

2週間ほどしたら、メックステーションのエージェントから連絡がありました。聞くところによると、「年収1500万円以上(外勤なし)」「消化器内科」「当直なし」「土日休み」といった私の転職条件に合う求人を探すために、引っ越し候補エリアから通勤圏内(電車で1時間)の病院50件以上に1件ずつ電話で打診してくれたとのことでした。
エリアも東京・埼玉・千葉・茨城と広域で、それでいて若手の消化器内科医を積極的に採用している病院に絞ったようでした。この話を聞いて、「一人では絶対できない。メックのエージェントに頼んで正解だ」と心底思いました。
紹介してくれた総合病院Yは、300床規模で、外来は消化器内科だけでなく一般内科も受け持ってほしいとのことです。まさに私の理想に近いニーズだと思い、さっそく応募しました。

応募から転職決定までのサポートはいかがでしたか

面接タイミングでポジティブに話せるよう手助け

面接対策では「なぜこのタイミングで医局を離れるのか」という点を、ネガティブな印象を与えないよう、「家庭の事情で当直は外したいが、日勤帯はフルパワーで働きたい」「将来の開業を見据えて一般内科の経験も積みたい」というポジティブな軸で伝える構成を練りました。
その際、父のクリニックを継ぐ可能性について、エージェントからアドバイスがありました。「総合病院Yは、当直なしや年収1500万円以上など、好待遇です。その理由は、長く若手医師に勤めて欲しいからだと聞いています。お父様はまだまだ現役でいらっしゃるので、もし継承するとしても、10年よりもさらに先の話だと思います。まだ具体的ではない上に、総合病院の事情も加味すると、面接でご自身から積極的に話さないことをお勧めします」と先方の状況を踏まえた助言をしてくれました。

無事採用通知が届く。円満退局へ

総合病院Yの面接から数日後、無事採用通知書が届きました。さらに、内科専門医合格後の進路相談だったこともあって、スムーズに円満な退局手続きを進められました。
結局、内科専門医を取得した翌年4月から総合病院Yで働くことになりました。

転職後の満足度はいかがでしょうか

「週5日・外勤なし・当直なし」の実現

総合病院Y転職後は、「当直なし・外勤なし・土日休み・年収1500万円」が実現しました。以前のように、「子どもが生まれたら、生活が成り立たない」という状態から抜け出し、生活の基盤が整ったことは、私にとっても家族にとっても非常にいい変化です。
もちろん子育てはこれからが本番ですが、少なくとも「家族との時間の選択肢」を持てているという安堵感は、何物にも代えがたいものです。

専門性の維持、家庭と仕事の両立、将来の開業に向けた「納得のキャリア」

総合病院Yでは、消化器内科医として内視鏡や病棟管理に携わりつつ、一般内科を診る機会も豊富にあります。このバランスは、私にとって理想的です。
「条件が多いから無理」と最初からあきらめるのではなく、自分のキャリアの現在地と、守るべき優先順位を順番に整理したことが、転職成功の鍵だったと感じています。制度の確認、条件の整理、そして信頼できる相談相手。これらが揃ったことで、家族の幸せと医師としての歩みを両立させる、納得のいく転職が叶いました。

担当コンサルタントの一言

W先生のように、メック予備校時代から継続して頼りにしていただけたことは、私たちメックグループにとって最大の喜びです。私がコンサルタントとして最初にご相談いただいた際、家族への想いと将来の目標が非常に明確であったことが印象的でした。転職先の条件は、「当直なし」「年収維持」「土日休み」と、探す難易度は高いケースでした。
実際動き出すと、若手医師が「当直なし」を希望するのは相場的に見て厳しい挑戦でしたが、W先生の若さ、「消化器内科の専門性」は病院側にとって大きな魅力になるようでした。
総合病院Yと出会えたのは、先生が「日勤帯で全力投球する」という強い意志を持たれていたからこそでしょう。
男性であっても、子育てを機に、当直なしや土日休みを望む医師は増加しています。そんなみなさまの理想のキャリアにつながる支援を、今後も続けていきたいと思います。

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