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「精神科×内科的研鑽」希少な精神科専門研修プログラム。心身を診る理想の環境に引き合わせてくれた「キャリア相談」とは|MEC Station相談事例

20代男性精神科医

専門研修先を探し始めた時期ときっかけを教えてください

心と体の両方を診療できる精神科医になりたい

初期研修医時代の私は、精神科専門医志望でした。当時から、精神科領域一本に絞るのではなく、「心と体の両方を診療できる精神科医」になりたいと思っていました。当時、精神疾患を抱える患者さんが緊急搬送される現場にいました。そこでは、オーバードーズや自傷行為など、精神的な不調を背景に緊急搬送される患者さんに何度も遭遇していたのです。そのような経験から、心と体を切り分けて治療するのは困難だと痛感しました。「精神科医であっても、目の前の患者さんの全身管理を担える実力を持っておきたい」と、そう思うようになりました。

見学で見えた精神科の実情と理想との壁

私の希望は、精神科専門研修プログラムに乗りつつ、身体合併症などの内科的な領域や救急の基礎も培える環境です。「簡単には見つからないかもしれない」と思い、初期研修1年目からプログラム探しをしていました。
自分なりに調べて、身体合併症に強いと聞いた病院をいくつか見学してみたのですが、実態はどこも軽症対応がほとんどのようでした。基本的には一定ラインを越えると、すぐに他科や総合病院に送っているそうです。それはそれで、ひとつの形ではありますし、さまざまな精神科の実情がわかっていい勉強にはなりました。しかし私が目指しているのは、「心と体の両方を診られる精神科医」なので、理想とギャップがあったのは事実です。結局、自分一人で探すことに限界を感じていました。

メックステーションを選んだきっかけを教えてください

迫るタイムリミット。後悔を残さないためにキャリア相談を決意

自分の理想の環境を探しながら、初期研修2年目を迎えました。見学した精神科専門研修プログラムは、どこも充実していたのですが、このまま決めてしまうと、後悔が残る気がしました。「そもそも、精神科専門研修に乗りながら内科や救急を学び続けられる場所は存在するのだろうか」。いろいろな病院を見学するうちに、純粋にそのような興味がわいたのです。
その疑問を解決するためにも、専門研修プログラムに詳しい人に聞いてみようと『メックステーション』に登録してみました。

メックステーションのキャリア相談を利用しましたか

「内科的な全身管理も学びたい」私の志向をくみ取った提案

キャリア相談で「自分で複数の精神科専門研修プログラムを見学したが、どれも決定打に欠けていました」「精神科専門医を目指しているが、内科的な全身管理も実践的に学べる環境で働きたい」と率直な希望や、これまでの動きを伝えました。
『メックステーション』担当エージェントは、「D先生ほど熱意と行動力を持ちつつ、そこまで内科領域に興味がある精神科志望の先生は少数派かもしれませんね」と言ってくれました。さらに、「確かに内科領域に対応できる精神科医のニーズは一定数あるといえます。若いうちからスキルを磨けば、今後のキャリアの強みになると思います」と、自分の思いをくみ取ってくれたことを覚えています。
「私どもとお付き合いのある精神科専門医、専攻医、プログラム責任者から、内科や救急の対応機会があるかを聞いてみます」と心強い提案がありました。

条件は「全国」。丁寧な聞き取りでエージェントのリサーチが始まる

エージェントが動くにあたり、これまでに見学した病院の話をしました。余談ですが、私自身、見学したからこそ知った各プログラムや病院の専攻医数、指導体制、医局の事情など、エージェントがさまざまな内情をご存じで驚きました。さらに、リサーチにあたって必要なエリアなどの条件についても話し、結局は研修内容優先でエリアは全国にしました。
それでキャリア相談は終了し、私も専門研修を探しつつ、エージェントが並行してリサーチすることになったのです。

メックステーションの求人の質や量はいかがでしたか

診療の実態まで踏み込んだ、説得力のある提案

キャリア相談からほどなくして、エージェントから3つの精神科専門研修プログラムの提案がありました。
なぜそのプログラムを提案したのか、あわせて根拠を説明してくれました。理由は、非常にわかりやすく、いずれの病院も近隣に搬送可能な総合病院が限られる地域性から、精神科メインでありながら、地域医療の要を担っているとのことでした。その関係で、精神科医も院内で内科や救急的な身体合併症の対応を担う場面が一定数あると説明がありました。構造的な理由まで提示してくれて、説得力がありました。

意欲ある若手を大切にし、内科と救急に関われるN病院

どれも興味深いプログラムだったのですが、北関東のN病院は私に合っているようで、特に惹かれました。「N病院の精神科医は、内科・救急に関われる機会があると思います。それに、意欲ある若手の精神科医を大切にする文化も根付いているので、D先生にうってつけではないでしょうか」と紹介してくれたのです。また、指導体制や精神科や内科の所属医師の人数や、専攻医のプログラム実績など、さらに掘り下げた説明を受けました。興味がわいたので、その場で、「一度見学してみてもいいですか」と返答しました。

応募からプログラム決定までのサポートはいかがでしたか

負担が増えないか?——懸案を事前に確認して安心して見学へ

N病院の見学日程の調整をエージェントがしてくれました。見学前は、「精神科と並行して内科・救急を学ぶ環境は、結果として負担が大きくならないか」が懸念として残りましたが、その点もエージェントが吸い上げてくれて、事前確認してくれました。在職中の専攻医の働き方や当直回数などを見学前に教えてくれたので、見学時にチェックできました。実際の病院見学では、他の条件も含め、エージェントの話通りで安心できました。

「中途半端」と捉えられないための伝え方を一緒に考えた

志望動機について、エージェントからアドバイスがありました。「D先生の“精神科専門医取得を目指しつつ、内科的な研鑽も積みたい”という意向は、伝え方を間違えると中途半端だと捉えられかねません。私からもサポートはしますが、見学時の伝え方を整理しておきましょう」と対策の機会をくれました。
その対策のおかげで、面接では私のスタンスを正確に理解してもらうことができました。最終的に、自力で見つけたどのプログラムよりも、エージェントが提案してくれたN病院のほうが自分の理想に近くて、精神科の専攻医として入職することができました。

入職後の満足度はいかがでしょうか

希望の全身管理に携われて精神科医として成長

現在はN病院で専攻医3年目となり、精神科領域を学びつつ、肺炎や尿路感染症などの身体合併症の対応や、脳炎などの鑑別・検査といった幅広い診療に携われています。精神科医としての専門性を磨きながら、全身管理の成長も実感できています。

院長・上級医との距離が近く、切磋琢磨できる環境

職場環境も良好です。院長自身が内科・救急の専門医であり、全身管理についても相談しやすく、上級医の先生方も教育熱心で、丁寧に教えてくれます。また、週に数回の病棟回診では、内科医、看護師、そして同期の専攻医たちとディスカッションを重ね、切磋琢磨できています。初期研修時代の「上級医にお伺いを立てる」といったピリピリした空気とは無縁で、心理的にも非常に働きやすい環境です。

年収も安定していてオフの日も充実

当直を含め年収は1200万円程度で、週4.5日勤務と、待遇面でも満足しています。北関東は、私の趣味である温泉巡りやドライブを楽しみやすいエリアです。休日は、温泉でゆっくりして、しっかりと鋭気を養っています。

働いてみて内科の知識と技術の重要性をあらためて感じる日々

実際に働いてみて、「精神科志望であっても、内科的な基礎は欠かせない」と実感しています。ご高齢の認知症患者さんの転倒時の初期対応、糖尿病患者さんの管理など、精神科病棟でも内科的な対応力や手技が必要な場面は少なくありません。より重い身体合併症の対応も経験しています。私のように「精神科も内科も諦めたくない」という思いがある方にとって、N病院は学びが多い環境だといえます。

担当コンサルタントの一言

D先生のように、精神科の専門性を深めつつ他領域のスキルも維持したいという志の高い先生からのご相談も非常に多くいただきます。しかし、独力で病院が公開する情報だけ見て、診療の実態を把握するのは難しいのが実情です。
私たちは、それぞれの病院や専門研修プログラムの目的、地域の役割、指導体制に至るまで、なかなか数字やデータだけでは感じ取れない部分を大切にして、ご提案しています。
公開情報や既存の枠組みではなかなか入職先が見つからないとお悩みの先生方は、ぜひ一度キャリア相談にお申し込みください。私たちがサポートさせていただきます。

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